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sin side
放課後
pen「はい、近況報告して下さいっ!!!」
ぺいんとさんのその発言により、僕ら3人はそれぞれ、身近で起きたことを報告し合う。
いつも週一でやる、恒例行事。
色んな問題が飛び交い、解決策を考える。
kro「そう言えば、柊さんの事について何だけど」
pen「お、情報あります?」
中でも目をつけているのは、柊Aさん。
ぺいんとさんが自 殺未遂をしていた現場を発見した事が原因である。
僕らとしても、自 傷行為や、自 殺行為をこれ以上して欲しくないし、生徒の安全を守るのが先生だ。
kro「さりげなく悩みを聞いてみたけど、本人は特に無いって言ってたよ?」
pen「なるほど...僕が聞いた時は黙りこくっちゃったんですよねぇ...嘘をついてるのか.....?」
kro「うーん、」
kro「ただ、柊さんのお兄さんが異様に過保護だったのは覚えてる。」
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__すぐに死んじゃいそうで怖い___
今朝、廊下で聞いた言葉を思い出した。
sin「それなら、僕も1つ報告があります!」
trz「どうぞ」
今朝、僕が聞いた話し声を、そのまま伝えた。
pen「お兄さんもその事を知っているのかもしれないなぁ...」
kro「うん...でも、特にクラス内でのいじめも無いし、問題は無かった。」
pen「うーん...トラゾーは何かある?」
trz「えー...今日の体育の授業でも、周りの子と喋れてたけどなぁ...」
pen「そっかぁ.....」
sin「ぺいんとさんは...?」
pen「実はあれ以来、会ってないんだよなぁ〜.....」
ぺいんとさんが、頭を抱える。
kro「...現状での問題は無くても、トラウマがあるとか...?」
sin「あ〜、過去に何かあったって事もあるのか...」
クロノアさんの発言に、妙に納得した。
学校内での問題も無いし、お兄さんも過保護らしいし。
pen「難しいなぁ〜〜、くぅぅ〜〜!!」
まだ頭を抱えているぺいんとさんが嘆く。
trz「俺も時々覗いてみるよ。」
kro「俺も様子見を続けるよ」
pen「全員警戒しといてね?これで今日の報告会は終わり!」
そう言って、今日の報告会は幕を閉じた。
僕も、警戒を強めておこう。
sin side 終了
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彼らは知らない。
それが勘違いである事に。
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私もこんなふうに心配されたいです()
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匿名 - 随分ご元気なご両親ですねは草wwwその発想はありませんでしたw。更新頑張ってください!! (3月17日 11時) (レス) @page9 id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほの | 作成日時:2024年2月16日 21時