No.45 ページ46
ハニを探すうち、誰もいなくなった廊下。
相談したくても図書館には、もうあのウォヌはいないかもしれない。
きちんと整理すれば、別に大したことじゃないはずなのに、色んなことが積み重なって見えて、、みんながいなくなる気がした。
変に孤独に感じて心がズタズタになった様な。
「A。まだ学校にいたの！」
そんな孤独な私を笑いながら見つけたのは部活終わりのミンギュだった。
「めっちゃ顔暗い笑」
壁によしかかる私と同じように隣でよしかかるミンギュ。
「ジョンハンが来たから、てっきり喜んでるのかと思った。」
「……うん。嬉しいよ…すごく」
すごく、嬉しいはずなのにな…。
「A？何かあったの？」
黙り込む私の顔を覗く。
「……ううん」笑顔を見せる。
「A。」
私の嘘を見破ってるような瞳は、強がりの心を溶かしていく。
「……わかんないよ、、自分でも、、」
呼吸を整えながら出した声は自分でも笑ってしまいたいくらい弱々しく消えそうで。
わたしだけ、無条件に傷つけられてるような、そんな被害者ヅラをしているよう。
だって、ハニもウォヌも、、まるで他人を見ているみたいなんだ。
わたしとミンギュの間に少しの沈黙が走り出した手前
「そっか、」ミンギュが声を出した。
「原因は分からなくても悩んでるみたいだから」
そう言って私の手に握らせたのは、いちごミルクの飴。
「これ舐めて元気出してよ！」
可愛らしく笑う彼が私の心を少し軽くしてくれていたのか。それとも更に重くしたのか。
「俺はAの味方だからな！」
私は優しいその言葉も信じられないみたいだ。
ねぇ、いつまで？
いつまでそう言って私に笑ってくれる？
人間なんて、あっという間に変わってしまうんだ。
そのたびに、私の心は裏切られたようにズタズタに砕けていく。
もう、分かったんだよ。
口に入れたイチゴミルクの飴は甘いのにまるで何の味もしないかのようで、気付けば噛み砕いていた。
「ありがとうミンギュ」
私、、
本当は疑ってるくせに
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きゅうり(プロフ) - sanaさん» ありがとうございますっ！期待に応えられるよう頑張ります！ (2018年10月13日 22時) (
レス) id: 768ca4a300 (このIDを非表示/違反報告)
sana - すごく面白いです！更新楽しみにしてます☆頑張って下さい！(^^) (2018年10月13日 2時) (レス) id: 0e2a547839 (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - まるさん» すみません。外すのを忘れてしまいました。ご指摘ありがとうございます。ちゃんと外れたでしょうか (2018年9月22日 19時) (レス) id: 768ca4a300 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをご確認下さい。そしてオリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年9月22日 12時) (レス) id: 54fc495649 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゅうり | 作成日時：2018年9月2日 2時
