No.29 ページ30
「じゃーな、」まだ脳裏に残るハニの声と、一瞬にして冷えた片手。
まだ隣にいたい。
もっと話したいし遊びたい。
離れてもすぐに会いたくなる。
あぁ、そうです。これが、、恋でした。
毎日ハニを考えるのはきっと仲のいい女の子の友達のような感覚だと思っていたし、ドキリとしてしまうのは男の子だから当たり前だと思ってた。
君だけ特別だと、知るまでは。
「もしもしA？どうだった？」
電話越しに聞こえるジョシュアの声は苦痛の委員会が終わった後というのになんとも清々しい。
「綺麗だった…よ？楽しかったし」
花火を懸命に記憶の中から探した。
今日の思い出と言われたらハニのことしか思いつかないから。
「ジョンハンと二人はどうだった？」
軽く放たれた言葉。
私も軽く返すことができたらいいのに、、、
「えっ、と」言葉が詰まる。
この気持ちを、ジョシュアには言ってもいいのか。
「A、誰にも言わないよ教えて？」
よく友達が言う「誰にも言わないから教えて」は大抵言うんだ。
私はそのことを知っていながらも
「す、、」ジョシュアには弱い。
「す、きかも知れない、、、」
口にしたら余計恥ずかしくなるし気持ちが溢れてくる。
全身真っ赤になりそうなほど暑くなって、自分が変になりそう。
電話越しの声をじっと待っていた。
「そっか、」聞こえてきたのは反応の薄いジョシュアの声。
「驚かないの…？」
「ん〜、なんとなく気付いてたからかな」
「うそっ、」
「ジョンハンかジュンのどっちかなのかなって」
ふわりとした笑い声が耳に届いて、私は気づかれていた恥ずかしさも含めて笑い返した。
「な、なんだぁ〜知ってたの？言ってよ〜！あは、あははは」
「ジュンのことはどう思ってたの？」
どう思ってたかなんて、そんなの私には難しい質問だ。
ジュン君と会うとキュンキュンするし、かっこいいなとも思う。
そうだ、「ジュン君は、テレビの人みたいなさ〜？ロマンをくれる人！」
思いついた答えは意外としっくりときた。
彼は手の届かないテレビの中の人みたいだから。
「ねるね！！おやすみ！」
これ以上聞かれたら恥ずかしさで爆発しそうだったから、電話を少し強引に終わらせた。
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きゅうり(プロフ) - sanaさん» ありがとうございますっ！期待に応えられるよう頑張ります！ (2018年10月13日 22時) (
レス) id: 768ca4a300 (このIDを非表示/違反報告)
sana - すごく面白いです！更新楽しみにしてます☆頑張って下さい！(^^) (2018年10月13日 2時) (レス) id: 0e2a547839 (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - まるさん» すみません。外すのを忘れてしまいました。ご指摘ありがとうございます。ちゃんと外れたでしょうか (2018年9月22日 19時) (レス) id: 768ca4a300 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをご確認下さい。そしてオリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年9月22日 12時) (レス) id: 54fc495649 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゅうり | 作成日時：2018年9月2日 2時
