No.2 ページ3
学校の暖房は差別的だと思う。
廊下側にはほぼあたらない温風にイライラして授業どころではない。
頭は謎に良いハニの方を見たら目があったのはハニじゃなくて私の後ろにいるミンギュの方。
「ねぇA寒くない！？」
話したことは一度もないのに何故かとても親しみのある喋り方。
おもわず私も「寒いし暇だよ〜〜話そ！」軽いノリで話していた。
「おぉ〜いいね」
それから初めてとは思えないほど話しまくった結果、先生に怒られるのは当たり前。
「さっむ！」
「Aのせいだぁー」
「ミンギュのせいだよ！」
今時廊下に立たせる先生がいるか。
2人で寒い寒いって言っていたら自然となのか肩と肩が触れるギリギリまで距離が縮んでいた。
意識し始めるとなぜか胸が押し込まれる様に苦しくなった。
「A、これ着る？」
ブレザーを触って私を見たミンギュ。
「いや、大丈夫！ありがとう」とっさに出た言葉。
「そっか、」後から着たかったなとか少しワガママ思ってた。
「あ、」沈黙の中、思い出したのはハニに言われた「男友達いないよな」の言葉。
もしかしたら今がチャンスなのかもしれない。
「ミンギュ？」
「ん？」
「友達になろ？」
改めて言うのは変なのかもって今更肩を落として、恥ずかしさが追いかけてきた。
「え、もう友達だと思ってたのに！」ポケットに両手を突っ込んで肩をあげるミンギュは目をまん丸にした。
私だって負けないほど目をまん丸にした。
「本当？」
「うん！」
どこか小さい子供を連想させる頷き方で満足そうに笑う彼は、片方の手をポケットから出して私の前に差し出しす。
「だから、もっと仲良くなろう！の握手」手を握れ。と目で楽しそうに訴える。
「うん！」
彼の手を握って笑えば、彼も笑って、子供の時、喧嘩をしたあとの仲直りみたいでなんだか輝いて見えた。
「何ラブラブしてんだ。もう教室入れ」
冷めた目をしたジフン先生が教室のドアの前にいた。
慌てて掴んでいた手を離して、「ラブラブなんてしてないです！」焦って誤解を解く。
「わかったから入れ」先生は呆れた様に頷いて私達を教室に入れた。
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きゅうり(プロフ) - sanaさん» ありがとうございますっ！期待に応えられるよう頑張ります！ (2018年10月13日 22時) (
レス) id: 768ca4a300 (このIDを非表示/違反報告)
sana - すごく面白いです！更新楽しみにしてます☆頑張って下さい！(^^) (2018年10月13日 2時) (レス) id: 0e2a547839 (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - まるさん» すみません。外すのを忘れてしまいました。ご指摘ありがとうございます。ちゃんと外れたでしょうか (2018年9月22日 19時) (レス) id: 768ca4a300 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをご確認下さい。そしてオリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年9月22日 12時) (レス) id: 54fc495649 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゅうり | 作成日時：2018年9月2日 2時
