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次の日
「僕、どうしたの?」
私は道に座り込む小さな少年に声をかけた。
少年「お母さんたちがいなくなっちゃった……」
すぐに気づいたんだ。
この子は鬼だって。
目の赤さ、それが鬼ということを物語っている。
「お母さん。探しに行こう。」
きっと自分が鬼だと気づいていない。
お母さんは。きっと君が食べちゃったんだね。
可哀想に。こんなに小さい子供が。
夜明けまだ長い。まだ夕方。
「僕、名前は?」
聡「さとし!」
「そう。さとし。しばらくお姉さんといようか。」
人をくっている限りこ ろさなきゃいけない。
それは分かっていた。
「いこ」
聡「うん!!!」
不死川「おい松倉ァ。」
時透「あれは鬼……なんで……?」
私はそういう2人に少し微笑んだ。こっちだって策はある
鬼なんてことはわかっている。
「ねぇ僕。少しお姉さんと遊ばない?」
私には考えがあった。
「すこし、目をつぶっていて?」
聡「うん!!!」
「はいっていったら目を開けてね」
聡「うん!わかった!」
その瞬間あなたのなまえは刀を構えた。
不死川「……」時透「……」
「桜の呼吸 蓮の舞 夢想甘心」
聡「ハッ……」
「はい。目を開けていいよ。」
この技は毒で安らかにこ ろす技。
首を斬らずに意識をなくしてから毒で腐らせる。
「眠くなってきた?」
聡「うん……」
「寝てていいよ。お姉さんが布団まで運んであげるからね。」
聡「コトン」
不死川「あれは……」
時透「優しい表情……」
あの日から鬼に憎しみしか抱かず
鬼を殺すことが大好きになっていたあなたのなまえからは
考えられない行動だった。
灰となっている聡をあなたのなまえは消えてなくなるまで見届けた
あなたのなまえの心のどこかで何か変化が起きていることは誰もが分かっていた
不死川「おい」
「はい」
不死川「今のはァいいと思うぞォ」
時透「ニコッ」
不死川と時透もあなたのなまえの変化に気づき始めた
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?(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます!!!! (2020年6月10日 22時) (レス) id: d20f27bb58 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 待って、こういうストーリーすごく好きです……!めっちゃ語彙力あって羨ましい……続編ありがとうございます! (2020年6月10日 22時) (レス) id: 649222b5f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きょうもっちゃん | 作成日時:2020年6月10日 22時