検索窓
今日:18 hit、昨日:14 hit、合計:4,278 hit

ページ18

「錆兎にいは強かった……私よりも遥かに。



あの人は完璧を求める人。それは変わっていませんでした。




会いたくても会いたくても会えることのない、遠い存在になってしまいました。









そして先日。父親を失いました。






母親はきっと錆兎にいの事を捨てたと思うので顔は知りませんが……







私の髪の毛は赤く染まり人を食べて育った。








私はもう列記とした鬼です。


錆兎にいには申し訳ないと思っています。


私は相応しい妹になりたい。


あの人みたいに強くなりたい。


でもそれはもう無理です


人を食べている限りは。」






あなたのなまえはあの日から誰かに本音を吐いたのは今が初めてだった。




そして義勇はと言うと




義勇「そうか……錆兎の妹か……」



涙を流していた




「泣かないでください。知ってるんですか?錆兎のこと」



義勇「同じ育手だった。錆兎とは。お前の兄は、、、、、。錆兎は本当に強かった。

錆兎は昔、1人ではなかったのだな。

安心した。








錆兎は今のあなたのなまえを決して望んでいないと俺は思う。








この羽織りは片方。錆兎のものだ。」








義勇は羽織りを脱いであなたのなまえに渡した。



それをあなたのなまえは受け取った。








冨岡「お前が首にそれを付けているように、俺も錆兎の分まで戦うため、錆兎の形見として

錆兎の羽織りを来ている。


半分は違うが。」





あなたのなまえは片方の色とりどりの方の布を顔に押し付けた。





「錆兎にぃ……グスッ」





あなたのなまえは座り込んで、義勇の羽織りを離さなかった。







義勇は安心した。


あなたのなまえが若干甘えを出してくれたことに。







前のあなたのなまえに戻ってくれることを切に祈りながら。




疲れ眠ったあなたのなまえを抱えて。






蝶屋敷に向かった。

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (6 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

?(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます!!!! (2020年6月10日 22時) (レス) id: d20f27bb58 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 待って、こういうストーリーすごく好きです……!めっちゃ語彙力あって羨ましい……続編ありがとうございます! (2020年6月10日 22時) (レス) id: 649222b5f7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:きょうもっちゃん | 作成日時:2020年6月10日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。