＄ ページ22
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「あ、もしもし 横？」
「どないしてん、珍しいな」
「いや、なんかな、」
「どしてん、雛、大丈夫か」
俺は、今までの俺を裏切る。
安が来た日から、俺はどうも情緒不安定。
もう、耐え切れなかった。
「･･････今、大倉くん おる？」
「おらんけど･･････」
「家、来て」
「･･････ええんか」
「来て。2階おる」
横は、もう気づいてる。
俺が今まで隠しても隠しきれてなかった気持ちを、
今日伝えようとしてるって。
ええんか、なんて。
お前に言わせてる時点で、俺は最悪だ。
お前には大切なやつおんのにな。
それでも来てくれるなんて、良い人なのもいい加減にして欲しいものだ。
携帯を 親戚のおばちゃんにもらったワインレッドのソファーの上にポイっと捨て、そのまま もたれかかる。
「･･････外道やわ、俺」
目を閉じて、震える手でタバコを探す。
火をつけて、咥えると少し落ち着いた。
震える手は、きっと怖いから。
十数年、口にすることができなかった言葉。
たった一言、ちょっとした2文字。
その言葉の意味は、俺とアイツの関係を壊すものでしかない。
でも、今伝えたい。
今じゃないと、俺自身がどうかしてしまいそうで。
もう、容量オーバーだった。
「雛ー？」
「上来て」
タバコも6本目に入ったとき、横が店に入ってきた。
そのままガタンガタンと２階に上がってきて、よっと手を挙げるソイツ。
「うわ、煙たこの部屋」
「吸う？」
「俺吸われへん」
「知ってる」
なんやねんそれ、って笑ってる横。
俺の横に座って、同じようにソファーにもたれ掛かった。
「で？なんで呼んだん」
「･･････どうしたらええ」
「ん？」
「･･････どうしたら、お前の横に居れた？」
ぎゅうっと胸が痛くなる。
14年分の『好き』が溢れてくる。
「なん、で 俺はあかんかったん」
すぐ隣に横はいるのに、すごい遠く感じる。
右を向けばそこいるのに、届かない。
「こんなんなるくらいっ、好きやのに･･････っ」
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∞ - 大倉と章ちゃんはやっぱ腹黒丸ちゃん程度ならどんな事やっても可愛げがあるオイタ程度だけど大倉と章ちゃんだけは絶対許せ無い (2017年5月24日 16時) (
レス) id: 911e3895c3 (このIDを非表示/違反報告)
横ちょ - 誰が被害者で誰が加害者かわからない結局お互い振り回されあったりしてる訳でしょドロドロ (2017年5月24日 16時) (レス) id: 911e3895c3 (このIDを非表示/違反報告)
碧海**(プロフ) - はじめまして!絡みに絡まってますね。こうゆうお話好きです♪青担な私ですけど、横山さんと丸ちゃんがヤバい(#^.^#)応援してますので、更新がんばってください☆ (2014年2月14日 23時) (レス) id: 5ba69eeef1 (このIDを非表示/違反報告)
有岡俊 - 更新頑張ってください！！応援しています！ (2014年1月12日 13時) (レス) id: 182484c477 (このIDを非表示/違反報告)
やすば☆(プロフ) - マルのキャラが無償に好きになる///更新がんばってください！ (2013年12月23日 19時) (レス) id: c58a37caf9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そら。 | 作成日時：2013年12月19日 18時
