＄ ページ20
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横と丸が付き合っていたことは言えなかった。
丸が横の家に来て、横を襲った。
その日が、安と大倉くんがご飯に行った日と被ってたこと。
だいぶ要略して、そこだけ安に伝えた。
目の前の安は ほんまに初めて聞いた話らしく、動揺しすぎて貧血を起こした。
女子か、ほんま。
「大丈夫か？」
「ごめん、ありがとぉ」
「ええから。おでん 持ってくる」
階段を降りて 扉を帰ると店のキッチンに出た。
グツグツ煮込んだままのおでんから いい匂いがしてた。
「･･････安が指示出したんとちゃうんか」
丸が横の家に行ったのは、全て安の指示だと思ってた。
横と丸、大倉くんと安。
関係のある2組の元恋人達が 綺麗に同じ日に、出会うなんて早々ない。
でも、安は本気で知らんかったみたい。
アイツの嘘は、俺と横はすぐ見抜ける。
長年居ったからか、可愛らしい顔の奥に不安があるのを見破ってしまう。
「あーっ、もうっ･･････丸の仕業かい」
手元のおでんを二階の、俺の家 兼 なんでも屋本部 で寝ている安のために持っていく。
「･･････疑ってすまんかったな」
「･････それってさ･･････俺の、オトコやから？」
「･･････おん」
「信ちゃん、丸と俺のこと知ってるんやね」
「横から聞いとった。大倉くんとの事も同時進行で」
「･･････ふーん。･･････熱っ」
箸本の大根をフーフーしながら、自分の口に運んでる安の様子を見る。
パッと目が合って、そのまま俺の目を離さない。
ベッドから降りて、おでんの皿を机に置いた。
そのまま俺がいる椅子の下に座った。まだ、目はあったまま。
「なぁ」
「何や」
「横ちょと丸、付きおうてたよね」
「っ･･････え？」
「普通にさ、信ちゃん 話飛ばしすぎてるやろ。
なんで初対面の二人が そんな状況になんの。
丸、高校の時 一切女の子と噂なかったけど。もしかして、そん時？」
横ちょも同じ学校やったし、と安が言う。
流石というか。
横の親戚なだけある。
「そうや。その時も結局丸のDVで別れた」
「･･････そうなんや」
「お前は？大丈夫か？」
「大丈夫」
「なんで店来たん」
「美味しいご飯食べたかったから」
「なんで泣きそうなん」
「信ちゃんが････････････なまはげみたいからっ」
必死に耐えてる涙は、そのまま安の頬に落ちた。
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∞ - 大倉と章ちゃんはやっぱ腹黒丸ちゃん程度ならどんな事やっても可愛げがあるオイタ程度だけど大倉と章ちゃんだけは絶対許せ無い (2017年5月24日 16時) (
レス) id: 911e3895c3 (このIDを非表示/違反報告)
横ちょ - 誰が被害者で誰が加害者かわからない結局お互い振り回されあったりしてる訳でしょドロドロ (2017年5月24日 16時) (レス) id: 911e3895c3 (このIDを非表示/違反報告)
碧海**(プロフ) - はじめまして!絡みに絡まってますね。こうゆうお話好きです♪青担な私ですけど、横山さんと丸ちゃんがヤバい(#^.^#)応援してますので、更新がんばってください☆ (2014年2月14日 23時) (レス) id: 5ba69eeef1 (このIDを非表示/違反報告)
有岡俊 - 更新頑張ってください！！応援しています！ (2014年1月12日 13時) (レス) id: 182484c477 (このIDを非表示/違反報告)
やすば☆(プロフ) - マルのキャラが無償に好きになる///更新がんばってください！ (2013年12月23日 19時) (レス) id: c58a37caf9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そら。 | 作成日時：2013年12月19日 18時
