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「･･････大倉」
小さな声が聞こえて、目が覚めた。
コタツに伏せて寝ていたらしく、首が痛い。
着替えている安田さんは、風呂に入ったらしく髪が濡れていた。
「大丈夫ですか？」
大丈夫じゃないのは、わかってるけど。
それ以外に どう言葉をかければいいのかわからなかった。
「うん、落ち着いた」
思っていたより、いつも通りな安田さん。
にこっと笑って、タオルで髪を わしゃわしゃ拭いていた。
「ごめんな。あんなんなったん 初めてやねんけどな。
大倉おってくれて、助かったわ」
内容の割に軽い口調。
無理してない？
大丈夫じゃないのは、俺もわかってるんやで？
俺が どれだけ安田さんの隣おったか 知ってるやろ？
それでも、俺はその言葉たちを言うことはできなかった。
気づかなかった、知らなかった、俺は何も勘づいていない。
「今、何時ですか？」
話を変えるための逃げ道のバリエーションが 少なすぎるのが俺の欠点のひとつ。
こんな聞き方したら、帰りたがってるみたいじゃないか。
自分の目的のために安田さんの家に来て、
安田さんが傷ついてるのを守りたくて、勝手に自分で傷ついてただけなのに。
･････････傷ついてたんや、俺。
「今12時。ごめんな、ありがとう」
そう言って、俺の頭を撫でてくれた。
「すみません。もう、帰ります」
「そっか。ほんま、ありがとう。
･････････また、明日な」
お邪魔しましたって言って、逃げるように家を出て、あの日みたいにタクシーを呼んで、携帯の電源をつけた。
「･･････ちょっとくらい心配してぇや」
安田さんと一緒にいるときは、昔から携帯の電源を消すのが習慣だった。
一緒にいるときに邪魔されたくないから。
そんな理由で始めたけど、今となっては消さないといけないという概念。
もう、今更だから別にどうでもいいけど。
横山くんからの連絡は無し。
あの日と同じ。
連絡無し。
今日は横山くんは仕事は休みだ。
もう寝てるかな。
寝ててもいいや。
タクシーのおっちゃんに、飛ばすように言って30分の道のりを睡眠に費やした。
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∞ - 大倉と章ちゃんはやっぱ腹黒丸ちゃん程度ならどんな事やっても可愛げがあるオイタ程度だけど大倉と章ちゃんだけは絶対許せ無い (2017年5月24日 16時) (
レス) id: 911e3895c3 (このIDを非表示/違反報告)
横ちょ - 誰が被害者で誰が加害者かわからない結局お互い振り回されあったりしてる訳でしょドロドロ (2017年5月24日 16時) (レス) id: 911e3895c3 (このIDを非表示/違反報告)
碧海**(プロフ) - はじめまして!絡みに絡まってますね。こうゆうお話好きです♪青担な私ですけど、横山さんと丸ちゃんがヤバい(#^.^#)応援してますので、更新がんばってください☆ (2014年2月14日 23時) (レス) id: 5ba69eeef1 (このIDを非表示/違反報告)
有岡俊 - 更新頑張ってください！！応援しています！ (2014年1月12日 13時) (レス) id: 182484c477 (このIDを非表示/違反報告)
やすば☆(プロフ) - マルのキャラが無償に好きになる///更新がんばってください！ (2013年12月23日 19時) (レス) id: c58a37caf9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そら。 | 作成日時：2013年12月19日 18時
