第6話原作開始7年前/防護服の大切さ ページ10
*
時は過ぎ去り＿今は11月7日
Aside
「住民の避難、完了しました」
「了解。んじゃまあ、ゆるゆるいきますか」
なーにが「ゆるゆるといきますか」なんだよ！
さて、ここで問題です私は一体どこに居るでしょう？
正解はー？？？？？
・
・
俺がみた夢で萩原研二が爆死したマンションでしたー!!!
え？なんでここにいるかって？そんなんばくし阻止するために決まっとるやろがい！！
ん"ん"っふざけて申し訳ございませんでした。
ちなみに俺は今女装している。何故ならこの格好で1度あったことがあることに気づいたんだよ！
＊詳しくは前の豆知識コーナーで
だからこの姿を覚えていてくれると、避難がスムーズに進み、非常に助かるってワケ
「基本的には単純だが＿＿」
ふざけんなふざけんな…俺の目の前で人を死なせてたまるかよ！
ここは偶然を装って…
『あの…どうしたんですか？(手話)』
「は…」
「まだ避難が終わっていなかったのか！？」
萩原研二以外は防護服を着ている、つまりは耳や口が聞けない住民を避難させるのに最適なのは萩原しかいないということだ
ていうか俺、防護服着ろって言ったよなァ？
なんで着てねーんだよ！萩原ァ！
しかもあの様子だとこの姿のことも忘れてるようだし…
まあ、あれから何年も経ってるからしょうがないっちゃしょうがないけどな
『すみません私、耳が聞こえなくて…何を言ってるのかとかはわかるのですが…(手話)』
「じゃあ俺が送っていくよ、じゃないと何を言ってるとかわからないし」
『ありがとうございます(手話)』
それから俺は全力で走った。なるべく爆弾から遠ざけるように、後遺症が残らないように＿
結果からいうと、萩原は助かった
走ったおかげか、軽い怪我をしたものの、命に別状はないらしい
ちなみに俺は爆発を遅めるウイルスを予め仕掛けていたのがバレたが、特定はされていないので大丈夫だろう。(後のシェリーに手伝ってもらった)
いやーこうしてみると防護服って偉大なんだなって感じるよなー。まあ、暑いのが弱点だが…
ちなみにこのときの出来事が、組織の人間にいじられるというのはまだ知るよしもない。
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作者名：mfu_初心者 | 作成日時：2023年10月12日 18時
