清光�� ページ19
審神者side
再び泣き出した清光。
慌てて謝った。
『ちょ、大丈夫！？ごめんね！？』
そう言って、背中をさする。
『あわわ、どうして泣いちゃったんだ〜？？なんかごめん、ごめんな』
ひたすら謝った。
そしたら今度は笑い始めた。
うんん？ここの加州清光くんは情緒不安定なのかな？？
『な、何を笑って！？』
「…ｸｽｯ.....….いや、なんか面白くって...............ﾌﾌｯ」
『ええっ！？』
なんかわからんが笑われてる。
ちょっと清光くんさ、私も一応神様なんだけど？
まあ、全然いいけど........。
ってか、むしろここまで盛大に笑ってもらえると新鮮でいいかも…。
とか思っていたら、取り敢えず笑いは収まったみたいで、ひぃひぃ言いながら、ごめん、って言ってくれた。
『全然大丈夫』
「そう言ってくれると思った」
んん？？
今の笑いで何を見いだしたのか知らんけど、認めて、くれてるのかな？
そう思っていたのが顔に出ていたのか、認めてるよ、って言ってくれた。
『…な、なんで？』
「え、嫌だった？」
『いや、そうじゃなくて』
慌てて否定するとほっとしたように笑顔に戻った。
最初部屋に入った時とは大違いなほどの笑顔。
「あのさ、本当に愛してくれるんだよね？」
『うん！！』
即答すると、それじゃあ、と言って清光が座り直す。
「挨拶遅れたけど、俺、加州清光。よろしくね、主」
最後ににこっと笑って挨拶をしてくれる。
『あ、主！？いいの？私で！』
「いいんだよ、もう決めたし…。可愛がってくれるんでしょ？」
『うん！じゃ、私も挨拶しないとね』
嬉しい気持ちを胸いっぱいに抱えて、笑顔になる。
『私は陽刀渡神。よろしくね』
そう言った途端、清光の動きが止まる。
『ど、どうしたの？』
「…え、主って人間じゃないの？？しかも、刀の神のこどもの陽刀渡神？？俺らなんかよりずっと上位の神じゃん」
『う、うん。そうだよ？』
「ご、ごめんなさい！俺ずっと人間だと思ってて、それで、........失礼なこと、言っちゃった」
『ええ！？』
さっきまでの笑顔がうそのように引き攣ってしまう。
『だ、大丈夫だよ？？私そういうの気にしないから』
「ほ、本当？？」
『うん！！！』
慌てて言うと、少し顔が優しく笑った。良かった。
『ってことで、改めてよろしくね、加州くん。あ、敬うとかいらないから！』
「う、うん。…あ、俺のことは清光って呼んで！」
『いいの！？』
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陽香(プロフ) - 空波さん» ありがとうございます！正直ちゃんと清光のいい子さが伝わるかなと自分の表現力に自信が持てなかったのですが、伝わったようで良かったです。嬉しいコメントありがとうございます (2020年7月24日 7時) (
レス) id: a10faff46c (このIDを非表示/違反報告)
空波 - とっても面白いです！！最後で清光いい子だなぁと感動してしまいました…！ (2020年7月23日 12時) (レス) id: 24df3d328f (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - 良かったです！これからもどんどん出していくつもりなので、楽しんでください！ (2020年5月12日 18時) (レス) id: a10faff46c (このIDを非表示/違反報告)
姫那(プロフ) - 推しの2人（兼さんと堀川くん）がでてきてうれしい！ (2020年5月12日 18時) (レス) id: 02928c87bc (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - 八重乃 真鈴さん» 応援ありがとうございます！頑張ります！ (2020年5月3日 8時) (レス) id: a10faff46c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽香 | 作成日時：2020年4月12日 10時
