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Aside
「お疲れ様でした。」
今日もバイトを終えて、ロッカールームから外へ出る。
またアイツのところへ戻らないと行けないのか。
嫌だな。
そんなこと思うのは、昼間のせい。
森 “ なんで?そんなこと言わないでよ。”
美勇人……。
どうして、あんなところにいたんだろう。
普通に買い物しに来ただけかな。
近所だから、きっとそうだ。
忘れようと頑張ってきたのに。
どうして、私の前に現れるの。
例え、買い物に来ただけでも、あんな風に話しかけないでほしかった。
出ていったんだから、ひどい女だと思って、忘れてほしかった。
なのに、どうして……
見かけただけならほっといてほしかった。
じゃないと、
「みんなに会いたくなるから……」
涙が溢れてきた。
一人、泣きながら歩く帰り道。
これほど孤独なものはない。
嫌だ。もうあそこに帰るのは。
そう思って、一人あの日の河原で佇んでいた。
誰もいない、夜の河原は、自分の存在がより一層寂しく感じたけど、あの家にいるよりは、ましだ。
でも、そんな寂しさは、最近、ぬぐってくれる人がいた。
私は、あの時幸せだった。
森「A。」
それは、今もなのかもしれない。
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ルーマオ(プロフ) - みるふぃーゆさん» ありがとうございます!! (2016年9月28日 0時) (レス) id: 9f6ad5c410 (このIDを非表示/違反報告)
ルーマオ(プロフ) - ひろみさん» ありがとうございます! (2016年9月28日 0時) (レス) id: 9f6ad5c410 (このIDを非表示/違反報告)
みるふぃーゆ(プロフ) - いきなりのコメントでごめんなさい。続編読みたかったのでうれしいです!!楽しみです!読ませていただきます!! (2016年9月27日 23時) (レス) id: f57e8d34e0 (このIDを非表示/違反報告)
ひろみ(プロフ) - 続編できたら読みますよ...♪*゚是非読まして頂きます。 (2016年9月27日 22時) (レス) id: cbc5f05bac (このIDを非表示/違反報告)
ルーマオ(プロフ) - みづさん» ありがとうございます!!大好きと言っていただき嬉しいです! (2016年9月27日 20時) (レス) id: 9f6ad5c410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だーちゃん。 | 作成日時:2016年8月28日 23時