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安井side
彼女を、椅子に座らせて、俺が話す。
色々ガヤガヤ言いそうな奴らからは、離している。
安「あのね、聞きたいことがあるの。教えてくれる?」
小さく頷いた。
安「君の名前は?」
「倉田……倉田A。」
安「倉田さんは、何歳?」
「今年で二十歳…。」
萩「俺と同い年じゃん。」
安「昨日は、なんであそこにいたの?」
「雨宿りできる所がほしくて。」
安「その前は、何してたの?」
「散歩してた。」
安「そっかぁ。この後はどうするの?」
「帰ります。」
安「わかった。」
「色々ありがとうございました。でも、あの何にもお礼…」
安「大丈夫。カバンは、あそこに置いてるから、いつでもでかけていっていいからね。」
「本当にありがとうございました。」
倉田さんは、席から立つとカバンを持って、部屋から出ていった。
岩「帰っていったね。」
佐「何だったんだろう。」
宮「あ、安井くん、服返してもらった?」
安「あ、渡したまんまだ…まぁ、いっか。」
これで、俺らと倉田さんの縁は、もうなくなった。
……そう思っていた。
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作者名:だーちゃん。 | 作成日時:2016年6月30日 22時