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萩谷side
スーパーへ向かっている途中、河川敷を通った。
「あのね、私、あそこで拾われたんだと思う。」
そう言って、Aちゃんが指さしたのは、橋の下。
萩「そうなんだ。そう思うのは、なんで?」
「あそこで力尽きたところまで記憶あるんだ。起きたら、あの家にいたし。」
萩「そっかー。」
じゃあ、ふっかたちの言ってた所は、ここのことなんだ。
「あそこにいたおかげで、今があるんだけどね。」
そう言って、俺の少し前を歩いていく、Aちゃん。
そんなこと言われて、少し嬉しかったりする。
なんでだ?
まあ、いいか。
なんだかんだで、スーパー到着。
そして、ささっと買って、すぐ帰宅。
「手を洗ったら、始めよっか。」
萩「そうだね。」
てことで、手を洗って、調理開始。
「じゃあ、慧悟は玉ねぎ切って。」
萩「わかったー。」
玉ねぎを切っていく。
久しぶりに料理したからか
玉ねぎがめっちゃ目にしみる。
一人、涙を流しながら、切ってたら、
Aちゃんが涙を拭いてくれた。
「ただの玉ねぎで泣かないの。」
萩「これは、しかたないでしょ〜」
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作者名:だーちゃん。 | 作成日時:2016年6月30日 22時