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萩谷side
皆、仕事や学校に行って、家には、俺とAちゃんだけの二人になった。
別に喋ったりするわけでもなく、
それぞれで行動していた。
隣の部屋から、音がするから、
Aちゃんは、自分の部屋の掃除をしているのだろう。
俺は、勉強したり、音楽を聴いたりしていた。
トントン
萩「はーい?」
「もうお昼だけど、なんか作ろうか?」
あー、もうこんな時間か。
早いなぁ。
萩「料理作れるの?」
「そりゃ女子ですから。」
萩「そっか。じゃあ、パスタがいいな。」
「わかった。」
そう言って、俺の部屋を出ていったAちゃん。
多分、パスタ作りに行ったんだろうけど、
なーんか心配。
俺もキッチンに行った。
「そんなに心配? 」
キッチンに行って、言われた一言。
萩「別に…。なんか手伝うことある?」
「今のところないから、出来たら言うよ。」
萩「わかった。」
「あ、トマトソースでいい?」
萩「うん。」
何分か座って見てたんだけど、意外とテキパキと料理を作っている。
さすが女子。
「ん………んっ。」
萩「もう。ちっさいんだから、無理しないの。
はい、どうぞ?」
棚の上にある鍋が取れなかったみたいで、
とってあげた。
「ありがとう。」
萩「いえいえ。」
鍋を両手に持って、俺の方を見て言うAちゃん。
うわ……
これがいわゆる、上目遣いってやつか…
ちょっと照れるな…
「あのー、慧悟?」
萩「ん?」
「邪魔。」
Aちゃんを俺が覆い被さってる形になってた。
萩「あぁ、ごめんごめん。」
.
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作者名:だーちゃん。 | 作成日時:2016年6月30日 22時