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安井side
倉田さんが、開けた扉の前に、3人の男。
安「阿部ちゃん?」
渡「阿部ちゃん、謝りたいんだって。ほら。」
阿「そ…その、さっきは、空気悪くしてごめん。」
深「本人、色々考えてモノ言うタイプだから、許してあげて?
こいつ、真面目なの。」
倉田さんは、ポカンとしていた。
でも、すぐ戻って、
「許すも何も、私にはそんな権限ありませんから。」
と言い、困ったように俺を見た。
安「ま、要するに、ここにいてもいいよってことだ。
ね?いい奴でしょ?」
渡「解釈ぶっ飛びすぎだろ(笑)」
深「あれ?出ていこうとしてた?」
ふっかが、倉田さんの手元を見て言う。
渡「ダメダメ。ほらカバン置く。
晩御飯食べに戻るぞ。」
ふっかと翔ちゃんが、倉田さんの腕を掴んで、下へ降りていった。
その後ろをトコトコ付いて行く、俺と阿部ちゃん。
安「なんで、急に謝ろうと思ったの?」
阿「え、それは…
ふっかと翔ちゃんがあの子のこと色々話してくれたんだ_____
深『あいつ、やっすーの服、何日も続けて着てたんだよ。』
渡『風呂にも入らずに。』
深『そんな人見たら、ほっとけないのが、普通の人間だろ。
助けたいのが人間だろ。』
______ってな。」
へぇーへぇー。ふっかと翔ちゃん、いいこと言うね。」
阿「ほんとに。今回はやられたよ。」
そう言いながら、2人でダイニングに戻って行った。
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作者名:だーちゃん。 | 作成日時:2016年6月30日 22時