Again.【Jr.】 (ページ17)

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阿部side

阿「は？」

自分の耳を疑った。

皆が揃う晩御飯。

皆でワイワイ食べてたら、やっすーからいきなりの発表。

安「この子をウチで預かることにした。」

その場にいた誰もが、あ然としていた。

こないだの子が一緒にテーブル囲んでるから、おかしいと思った。

宮「いや、なんでこないだの今日でそうなってんの。」

安「だって、なんか家に帰れないみたいだから。」

佐「だから、ウチで預かることにすんの？」

安「いいかなーって。」

阿「いいかなって、そんな簡単なことじゃないでしょ。」

安「一部屋余ってたし、ちょうどいいじゃん。」

阿「だからって、すぐ人を入れられても対応出来ないよ。」

安「本当に困ってたんだよ？

助けるのに理由が必要なの？」

阿「そういうことじゃなく「やめてください！」

大きな声で叫んだのは、彼女だった。

「私がいるのがいけないんですよね。

私、出て行くので、争わないでください。」

そう言って、彼女は席を離れた。

安「待ってよっ。」

やっすーも後を追いかけた。

沈黙が続くダイニング。

それを破ったのは、ふっかだった。

深「あいつさ、橋の下で寝てたんだ。」

岩「それ、どういうこと、ふっか…」

深「あのな＿＿＿＿＿＿」

そう言って、話し始めたふっかの顔は、怒っているみたいだった。