25. ページ25
.
次の日。
淳弥は店に早く行った。あまりにも早すぎたので、古謝は目を丸くしていた。
古謝「早すぎひんか?」
朝田「Aちゃんより早く来たかってん。」
古謝「そんな競走なんかせんでも。」
朝田「競走じゃないよ。Aちゃんのおらん所で古謝くんに言いたいことがあんの。」
古謝「何や?」
朝田「昨日は僕がAちゃんのこと慰めないとって思ってたけど、ただの自惚れやったみたい。
やから、僕は全部首突っ込むんじゃなくて、僕なりに頑張ってみることにした。」
古謝「そうか。そう言ってくれると、俺もちゃんと背中を押せる。」
朝田「ありがとう。」
二人が店の掃除をしていると、Aが来た。
山崎「あれ、淳弥くん来るの早いな!」
朝田「今日はそういう気分やってん。」
山崎「そっか。あ、古謝ちょっといい?」
古謝「はいよ。」
古謝とAは、厨房の方に行った。
山崎「こないだはごめん。」
古謝「大丈夫。そんな頭下げなくてもいいよ。」
山崎「古謝が気遣ってくれてたのに、私は自分のことしか考えてなかった。」
古謝「そんなことない。AにはAなりの思いがあるんやから仕方ない。」
山崎「ほんまにごめん。」
古謝「大丈夫やから。Aよそよそしかったから心配しとってん。」
山崎「古謝、優しすぎる。泣きそう。」
古謝「いや泣くな。」
Aの頭を古謝が軽く叩いて、二人の間にいつもの空気が戻ってきた。
古謝「よし、今日も店開けるで〜!」
二人『はーい!』
225人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:だーちゃん。 | 作成日時:2017年9月10日 0時