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山崎「真鳥くんって、末澤に似てる。」
真鳥「えっ、俺と末澤が?」
山崎「うん。」
真鳥「似てるとかあんまり言われた事ないけどなぁ。」
山崎「顔とかじゃないねん。なんか雰囲気とか。あ、あと味の好みとか?」
真鳥「味の好み?」
山崎「そう!バイト先来て、頼むメニューなんて全く一緒。」
真鳥「あ〜、あれね。」
山崎「それも末澤から話聞いてたん?」
真鳥「いや、そこまでは聞いてなかったけど。」
山崎「なら、二人とも好みが似てるんやね。」
真鳥「そうかも。」
その後もたくさんの話をして、帰る時間になった。
真鳥「ここは俺が払うわ。」
山崎「え、でもっ」
真鳥「誘ったの俺やし、俺に払わせて?」
山崎「ありがとう。」
お会計をして、帰り道を二人で歩く。
山崎「あれ、真鳥くんって家こっちの方なん?」
真鳥「うん。」
山崎「そうなんや、なら私と近所かもね。」
真鳥「お隣さんかもよ。」
山崎「そんな訳ないやん(笑)」
しばらく歩いて、Aの家の前に着いた。
山崎「じゃあ私ここやから。またね。」
真鳥「おう。またね。」
Aが部屋に入って、外を見ると、真鳥はさっき来た道を帰っていく。
山崎「(真鳥くん、送ってくれたんや。お礼言わないと…)」
携帯を出したが、末澤の言葉が頭を過ぎった。
末澤 “ 男はカッコつけたいんやから。そういうのは黙っとくのがルール。”
それを思い出したので、Aは携帯をしまった。
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作者名:だーちゃん。 | 作成日時:2017年9月10日 0時