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松本side
「あぁ。はっきり覚えてるよ。俺のこと何も知らねぇくせに勝手に追い出されたとかなんとか言いやがって」
思い出してまたイライラする
大野「知ってるよ、聞いたもん」
さっきまでの硬い表情とは打って変わった柔らかい表情になる大野さん
俺には言っている意味がわからなかった
「…は？なんでだよ、俺は綾羽さんにだってここに来る理由を話してない。俺のこと知ってるやつなんてこの近くにいねぇじゃん。」
大野「そうだね。ここに入る条件に事情を話す項目はなかった。でも、あんたと同じようにこっちだって色々あってここにいる。いくら綺麗とはいえ逃げ場のない、海に隔離されたこの島に。だから新しく入る人間だって慎重に選ばないとこの島は、俺たちはまたどん底に落とされる」
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作者名：めい | 作成日時：2019年2月17日 11時
