【東京喰種】孤児院少年【男主】 (ページ5)

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孤児院少年．４ページ5

_ Aside _
．

今は，金木さんがお店の手伝いをするため，それについて行き，一階のカフェの方にいる

一階に着いた時に，董香さんが金木さんを呼んでいたから，今，僕のそばには誰もいない

何もなくて暇だったから，隅の方に座ってお客さんや外の景色などを眺めていた

．

暫くして，董香さんと金木さんが
僕のところへと戻ってきた

何かを話しながらだったけど...

董「 ...もし何かのきっかけで，アイツが私達のことに気がついたら......アイツ，殺すから」

『 .....何のことですか? 』

董「ｯ?! ぁ，いや..... 」

僕が董香さんに話しかけたら，少し気まずそうな顔をした後，金木さんの腕を引っ張ってどこかに連れて行った

僕は聞いちゃいけないことなのかな...
喰種同士での秘密.....とか

やっぱり，人間と喰種は少し違うのかな...?

そう思うと，少し胸が痛くなった＿＿

．

店が閉まって，店長と董香さんは
金木さんを連れて部屋に入っていった

また僕が仲間はずれになっちゃったな...

お店の手伝いとかした事ないし
やる事がなくて暇だ...

......部屋にお邪魔しようかな

僕はそう思い，3人が入っていった部屋の扉を少しだけ開いて中を覗いた

『ｯ?! 』

そこには，苦しそうにしながら食べ物らしきものを吐き出している金木さんの姿があった

僕は心配になって，扉を思いっきり開け中に入り，金木さんのそばに寄った

『だ，大丈夫ですか⁈金木さん! 』

董「ちょｯ，A⁈ 寄ったら汚れる! 」

僕を止める董香さんの言葉が聞こえたけど
今はそれどころじゃない

金木さんは吐き終わったみたいだけど，まだ苦しそうだし，顔色が凄く悪いし....

『 ...どうして，こうなったんですか? 』

芳「喰種の世界に慣れてもらうために，人間の食べ物の食べ方を教えてたんだよ」

『 ...人間の食べ物の食べ方? 』

あぁ，そういえば...

喰種の味覚は，人間と違うんだったっけ
人間の食べる物がものすごく不味く感じて，人間しか食べられないとかだっけ...

金「ご，ごめんねAくん... 変なところ，見せちゃッ，て..... 」

金木さんは，少し苦しそうに息を吐きながら，途切れ途切れに言葉を紡ぐ

僕は，その背中を
軽くさすることしかできなかった

．

あの後は，店長が金木さんに角砂糖のようなものを渡して，食べ方のお手本のようなものを見せていた

僕はいつの間にか寝ていた

いつ寝ていたのかの記憶は無かった....

．