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3話 ページ5

天野(どうしてこうなった…)

わたしは今、盗聴器と対面しています。

天野(なんでシール貼ってあるんだろーって思ったけど、盗聴器なんだこれ)

家に帰って上着を脱ぐと袖の異変に気付く。なんでシールが貼ってあるんだろーと思って剥がしたらなんと盗聴器でしたーという事件が発生した。

天野(人生初だよ、盗聴器つけられたの。成り行きでつけたことはあるけど)

見習い探偵なんでね。盗聴器をつけたことはある。

天野(しかも小学生につけられるなんて)

この盗聴器をつけたのはあの江戸川コナン君、キッドキラーです。

たしかに、怪しい場面はあったと思う。いや、盗聴器をつけられた原因は絶対あれだ。


ちなみに時間は4時に遡る。



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今日は、とある女子校の転校初日。

仲良く出来そうな友達も見つけていざ放課後。

部活は入る予定はないので、真っ直ぐ家に帰宅。

友達の一人、相川 たまきちゃんに、

たまき「天野ちゃん、明日家においでよ!」

と誘われた。家にいくならとその日の帰りに手土産を購入し、そのまま帰宅しようとする。

喫茶店の近くで昨日の小学生を偶然!見つけた。

ちなみに偶然!を強調したいのはこの後を見ればわかる。

天野(あれ、昨日の江戸川コナン君じゃん)

コナン君を見つけて、昨日のお礼をしていないことに気づく。

天野(たまきちゃんにあげようと思って買ったお菓子だけど、明日の朝買えばすむよね。その点コナン君との接点なんてないし、お礼するなら今しかない)

そう思ったわたしはコナン君に声をかけた。

天野「そこの少年!昨日は本当にありがとう」

コナン君はめっちゃ驚いた顔でわたしを見る。

すぐに笑顔になったが。

コナン「昨日のお姉さん、どうしてこんなところに?」

天野「寄り道してこれ買ってたの。はい、これ昨日のお礼」

コナン「あ、ありがとう…。でもよくわかったね、僕の家」

天野「……………ここ君の家なの?」

そう、なんと見かけたところがたまたまこの子の家の前だったのだ。

コナン「お姉さん、知ってて来たんじゃないの?わざわざ僕にお礼のお菓子もって」

天野「家は知らなかったよ。たまたま君を見かけたからちょうどいいと思ってお菓子持ってきたんだよ」

コナン「たまたま誰かにあげるようなお菓子買って帰ってたの?」

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作者名:ユイナ | 作成日時:2017年5月15日 23時

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