理不尽クソ幹部から逃げるだけ.2【wrwrd!】

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ショッピside


「ショッピ、お前あの子の事そんな気にして何するつもりや」

「……」




彼女の部屋から離れた屋上でさらっと言われる。

そこは聞いて欲しく無かってんけどなあ、なんて思いながら苦笑を零す。



「初めは警戒しよったけど、隣におるうちになんやコイツ、って思い始めて、冗談かましながら心の底で疑ってたり怯えてたりしてるのを隠してるって知ったんです。

ああ、この子は怖がってるんやって。

優しさに怯えて、俺らと仲良うなるのを怖がっとったから、寂しがりの癖に、辛い癖に失うのを恐れてるんやなあ、って、思って。


最初に触った時は怖がってた癖に、今日触った時は全然怖がってなくて、抱きしめても固くなってなくて。


ああ、せや、かわええ思いました」





「…はあ」





煙草を吸ってからコネシマさんが言う。

横顔をちらりと見るとやけに落ち着きを払っていて少し驚いた。



「コネシマさんもそのうちベロベロなりますよ」

「ふはっwよう言うなぁ」




少し笑ってからコネシマさんが二本目にいく。

俺は煙草を吸わずにそこら辺を見つめる。





「いつか自然に笑ってくれたらええな思うだけです」

「お前はそういう純粋無垢に弱い面あるからなあ」

「ほんま狙撃しますよ」

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