小さな勇気… (ページ4)

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…４×× ページ4

…you side

廉「…ほんで？俺の提案は？」

散々笑ったあと首をかしげて聞いてくる。

愛梨「あ、…えっと…いいと思います。」

廉「ほな、呼んで？」

私が少し離れて両手を握られる。

呼んで？ナニヲ？

廉「……あ、もしかして分からん？笑」

コクリと頷くように顔を動かすと

廉「廉って呼んで？」

と改めてお願いされた。

………ぇ？

それはつまり私に永瀬さんを

呼び捨てにしろと

おっしゃっているのですね？

愛梨「……廉く((廉「れ・ん…な！」

私の言葉に重ねて訂正される。

何か逃げる方法は…

と考えていると永瀬さんの手に力が入った。

廉「…なぁ…そんなに名前呼ぶん嫌？」

愛梨「あ、嫌っていうか…芸能人を呼び捨てにするっていうか、そういうことの前に年上を呼び捨てにする行為が……。」

廉「あぁ、そんなん気にしてんの？」

と私のセリフをまたまた遮って

呆れたようにそう言った。

そんな事って…そんな事？

い～や、違うね。

私にとっては凄い事だ。

廉「呼んでくれんと…。」

と永瀬さんの顔が

どんどん近づいてくる。

え…え…ちょ…ちょっと待ってぇぇ！！