hoarfrost...9* ページ9
『不死川、冷静になって考えて』
「不死川、日なたでは駄目だ。日陰に行かねば鬼は出て来ない」
『伊黒まで……』
「お館様、失礼仕る」
そう言ったと思えば、一瞬でお館様の後ろの方の日陰に入った
箱と共に。
「禰豆子ォ！！やめろーーーっ！！！！！」
悲痛な叫び声を出すと思ったら、案外怒りに満ちているじゃないか
それほど迄、妹が大事なのか。
「かっ……」
伊黒が少年を押さえつける
その間にも不死川が何度も鬼の妹を刺す
そこで、箱から飛び出してきたのは
可愛らしい、けれど紛うことなき鬼の子だった。
「伊黒さん強く抑えすぎです。少し緩めてください」
「動こうとするから押さえているだけだが？」
『……何も本気で押さえつける理由なんてないでしょうに。』
後ろでしのぶが肺を圧迫されてる状態で呼吸を使うと血管が破裂すると言って、それにクソ馬鹿野郎の宇髄天元が反応していた
それでも無理やり動こうとした少年に
「竃門君！」
「ガ……ァァァ！！」
いけない、あのままじゃ……っ
『伊黒、その手を離……っ……？』
私より先に、伊黒の手を持ち上げたのは
『と、冨岡……？』
冨岡義勇だった。
……________
その後は鬼の妹は一切誰も傷付けることなく、この話は終わった。
柱合会議はいつものように進み、そして終わったところで……
『少しいい？不死川と伊黒。』
「偉そうにィ、先代の下位互換如きが喋りかけんじゃねェ」
『なっ、……！！』
「姉の半分も鬼を殺せてないそうじゃないか。我々に文句を言う前に鍛錬したらどうだ」
『わ……私は……っ』
私だって、姉のようになろうとしているのに
どうして貴方達に言われなければならないの
どうして
「不死川、伊黒」
ｸﾞｲ､と肩を抱かれ、頭を胸に当てられる
殺気の篭もった声
心臓の鼓動は怒りの鼓動に変わってた
「なんだァ？煉獄お前そいつを庇うつもりかァ？」
ニヤニヤしながらそう聞く不死川に
「ああ、庇うぞ！Aは氷雨とは違う。お前達はそれをまるで分かっていないな」
……それを、貴方が言うの？
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ざざここ - 泣きました...ありがとうございました (2019年8月26日 23時) (
レス) id: e1527044e1 (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - ひえええ鬼滅学園だぁぁ！こっちでいっぱいイチャイチャして末永く幸せにしてッ‥！ (2019年8月26日 16時) (レス) id: bdb178dea2 (このIDを非表示/違反報告)
omochi(プロフ) - 三日月狐さん» うわぁあ、鬼滅学園、めっちゃいいですね…！！アイディアありがとうございます！イチャイチャさせたい…！ (2019年8月18日 17時) (レス) id: 483cf2a139 (このIDを非表示/違反報告)
三日月狐(プロフ) - 完結お疲れ様です！イチャイチャできなかった夢主と煉獄さんがイチャイチャするのをこの続きとして鬼滅学園を書いて欲しいです！ (2019年8月18日 14時) (レス) id: 3509484858 (このIDを非表示/違反報告)
卯の花(プロフ) - めっちゃ好きです。更新応援してます！ (2019年8月16日 2時) (レス) id: 96075550f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：omochi | 作成日時：2019年4月27日 19時
