22.戻った世界 ページ23
『……、、んぁ、、』
ｽﾞｷ､と痛む首。
視界にはまだ何も映らず、まだ完全に治った訳では無いことが分かった
「……ぁ、、、」
少しずつ感覚を取り戻し、目を開いたその時
『みん、……
「A！！！！！」
皆、、、』
散々迷惑をかけて、それでも助けてくれて、私に生きてて欲しいと願ってくれた人達が
「良かった、、、！このまま死んじゃうのかと、、」
「バッキャロー！治るなら早くなおせ！心配した所じゃねぇーんだぞ！」
「ああ、Aちゃんのお麗しい髪が、、、」
『ご、ごめんなさい、……』
ﾄｻ､と何かが頭に乗せられる
『……ぁ、』
「……ルフィ？」
触ってみると、それは確かに麦わら帽子で
頭を抑えられてて目線しか動かせないのに、それすら帽子に遮られてそこにある顔は見れない
「A……ほんとに生きてるんだよな？」
「実はゾンビとかやめてよ！ゾワッとする！」
「スーーーパーーー！！奇跡ってのもあるもんだなぁ！！」
みんながみんな、泣きながら抱きついたり、声をかけたりしてくれる
心が暖かくて、
『ごめんなはい、、、心配、、かけて、、』
つい、泣いてしまった。
その瞬間に頭を抑えていた手がなくなって、そのまま目の前に立っていた人物を見上げた
「なぁーーに言ってんだ！A！俺たち……
仲間じゃねぇか！」
出会った時から何度も見た笑顔
ただ、麦わら帽子がない。それだけだ
それだけなのに、より太陽の光を浴びてキラキラしていて
『……ル、、フィ……さん』
なんだ？って首を傾げる仕草に心臓が速くなって
『助けてくれて、ありがとう、、、ございます……！』
汚くてぐちゃぐちゃになった顔で、小っ恥ずかしいことを頭に浮かべながら言った言葉
「おう！仲間なんだから、あったりめぇだろ！！？」
間違いなく、この人は私のヒーローだ。
そして、今気づいた
「それにしてもお前よく助かったなぁ！」
私はこの人を、もうどうしようもないくらいに愛してしまっているということに。
『ｸｽ､、、ほんとに。よく助かったと思いますよ……』
もう怖いものなんかないんだ。誰かに怯える必要なんて。
この人たちさえいてくれれば、私は……_____
「血塗れだし、着替えを用意してくるわね。お風呂入ってきたらどうかしら」
「あったかいご飯も用意しとくぜ！」
この何回恨んだかもわからない世界で、もう一度生きていける
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omochi(プロフ) - れんさん» すみません、オリジナルフラグはたっておりませんでした･･･。確認しましたが、取り外してありました。こちらの問題ではないので対応出来ません、申し訳ありません･･･。 (2018年11月10日 0時) (
レス) id: 5303c3262b (このIDを非表示/違反報告)
れん - 失礼します！この作品ものすごい面白くて続きが気になります!!無理せずこれからも更新頑張って下さい!あと、一つだけお願いが...オリジナルフラグはずしてください!お願いします!! (2018年11月9日 0時) (レス) id: a534d42766 (このIDを非表示/違反報告)
夜星詩(プロフ) - コメント失礼します…！おおおお！！オススメ作品に出て来たので思わず読んでみたら…！神作品の始まりじゃないですかーー！！いえええい！(興奮が抑えられません！←)ハンカチ持って応援します！頑張って下さい！！ (2018年8月7日 0時) (レス) id: 732b5ffa8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：omochi | 作成日時：2018年6月17日 22時
