【ヒロアカ】”平和の象徴”【死柄木弔】【爆豪勝己】 (ページ23)

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22.Plus Ultra ページ23

「「個性把握…テストォ！？」」

皆一斉にそう叫ぶ
体操服に着替え、グラウンドに出た瞬間相沢先生に言われた一言。

«今から個性把握テストをする»

……入学s、、、

「入学式は！？ガイダンスは！？」

と、思ってたことと同じことをお茶子ちゃんが聞く
それに対し相沢先生は

「ヒーローになるなら、そんな悠長な行事出る時間ないよ」

「……！？」

「雄英は”自由”な校風が売り文句。」

確かに、制服の着方だって大した縛りはないし
髪の毛だって染めたっていい

「そしてそれは、”先生側”もまた然り」

「……？」

それから個性禁止の体力テストの話をし

勝己がお手本に選ばれた

「思いっ切りな」

「んじゃまぁ」

そうして勝己は思い切り振りかぶり、

「死ねぇ！！！」

「「『……死ね？』」」

落ちたボールは拾われず、相沢先生が何やら機械を見つめ、

「まず自分の「最大限」を知る。それがヒーローの素地を形成する合理的手段」

こちらに向けられたその機械には

…705.2ｍと映されていた

『……な、何これ、、』

「なんだこれ！！すげー面白そう！」

「705ｍってマジかよ」

「”個性”思いっきり使えるんだ！！さすがヒーロー科！！」

まずいな、個性を使っていいとしても私の個性じゃ、
負担が大きい

「……面白そう…か」

ポソリ、と相沢先生がそう呟く

「ヒーローになる為の3年間、そんな腹づもりで過ごす気でいるのかい？」

一気に威圧感が増す
なにか、相沢先生の逆鱗に触れてしまったようだ

「よし、トータル成績最下位の者は見込み無しと判断し…」

「除籍処分としよう。」

「はあああ！？」

『……マジか』

追い討ちかのように相沢先生が言葉を繋げる

「生徒の如何は先生の”自由”。ようこそこれが」

「雄英高校ヒーロー科だ」

焦る人や覚悟を決める人、
そして、

『勝己……』

自信ありげにニヤつく人。
流石だなぁ、勝己は

『……。』

先生に抗議する皆
理不尽を覆していくのがヒーロー、

「苦難を与え続ける……」

「”Plus Ultra”さ。全力で乗り越えて、来い」

『……これも全部、大事な過程』

「さて、デモンストレーションは終わり。こっからが本番だ。」