【ヒロアカ】”平和の象徴”【死柄木弔】【爆豪勝己】 (ページ20)

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19.クラスメイトページ20

『同じクラスみたいだね』

「そうみてぇだな」

良かった、知り合いがいないとちょっと怖かったから
でも、勝己はあんまり嬉しそうではなかった

『私と同じクラス嫌だった？』

チラリと下から顔を覗き込むと、分かりやすく怪訝そうな顔をする

「テメェのことじゃねぇ」

『じゃあ一体...』

「よーっす、」

ｶﾞﾗ､と教室の扉を開けて入ってきたのは赤い髪のいかにも熱血！といった感じの少年だった
お、同じクラスか。
愛想よく愛想よく、嫌われないように...

「俺は切島鋭児郎！よろしくな！」

『わ、私は...』

「ﾁｯ、爆豪勝己だ。モブに構ってる暇なんざねぇんだよ。失せろ」

『かかかかか勝己！？いくらなんでも酷すぎないかな！？』

あまりの勝己の暴君さに自己紹介を忘れて突っ込んでしまう
お相手の切島くんはすごい呆気にとられている
ごめんよ切島くん...

『ご、ごめんね。こういうキャラなだけで、根はいい奴だから...仲良くしてあげて...』

とほほと笑いながらそう告げると、太陽のような笑みで

「おう！これからよろしくな！.....あっと、お前の名前は？」

そう言った。イケメン。
自己紹介を求められたので、そのまま答える

『私は停止A！勝己とは幼馴染だよ。よろしくね』

「お、おう。幼馴染なんだな...苦労してそうだ」

『あはは、慣れれば大丈夫』

「何話してんだA！！」

少し離れた場所から叫んでくる勝己にはいはい、とどけ答えて、切島くんにごめんね、と謝って勝己の元へ向かった

この調子だと、クラスメイトに自己紹介するのも大変なことになりそうだ