自ら死んだ彼女は今… (ページ11)

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9話階段ページ11

貴女side

貴「んん……んー」

あれ？

いつの間にか寝ちゃったのかな
まぁいいや、今何時？

って3時か
え？3時！？

たしか夕方だったよね。雷門中に行くの
早くお風呂にはいって準備っと

。

。

。

ガチャん

貴「あーぁ。派手にやったねぇ」

染岡「な、なんだよぅ。ﾊｧﾊｧ、笑いに…来たのかよ」

いくら私でもそこまでしないよ
とは言えず

貴「まぁ、そんな所かな」

染岡「ﾁｯ……ぅｯ」

コイツら明日は筋肉痛か？
今のままじゃ、この階段を登れないだろうし

まずは半田ｻﾝから行きましょうか
私が選手に近づくと染岡ｻﾝが文句を言ってくる

染岡「なに、する気だよ」

貴「今の貴方達じゃぁ、登れないでしょ。だから」

よいっこらしよっ

近くにいた半田を担いで、と言うよりおんぶして登り始めた

半田「え？おっおい。何してるんだよ」

貴「運んでるんだよ。じっとしてて」

半田「あ、あぁ」

ういっしょ

半田ｻﾝを下ろした後、次の人を運ぶ為にまた下に向かった

後ろから聞こえた声は

半田「アリガトな」

聞こえない‘フリ’をして次に向かった

そしてまた担ごうとすると

秋「ダメよ。Aちゃんの身体が持たないわ」

貴「平気です。それにここの空気よりも外の空気の方が良いからなるべく早く連れていかなきゃ行けないから………ほら、宍戸ｻﾝ腕をかして」

宍戸「え？あ、はぃ……」

そして次々と運んでいった

貴「豪炎寺ｻﾝ運びましょうか。」

豪炎寺「ぃ、いや、大丈夫だ……………っ」

貴「無理ですね。腕をかしてください」

豪炎寺「あぁ、すまない」

貴「無理をすれば己を滅ぼすだけなのに(ﾎﾞｿｯ」

豪炎寺「ぇ？」

長い階段を登り、下ろした

貴「次は染岡ｻﾝでs」染岡「いい！俺は大丈夫だ」

そう言って登り始めちゃった

貴「そうですか。なら、風丸ｻﾝ行きましょうか」

風丸「うっ…た、頼む」

ういっしょ
この人は素直だな

下ろす時に聞こえた

風丸「ありがとう」

は、半田ｻﾝの時と同じように聞こえない“フリ”をした

その時ドアが開き雷門ｻﾝが来た
そしてその場で解散した

皆が私に声を掛けようとした瞬間に雷門ｻﾝに話し掛けた。

貴「雷門ｻﾝ。相談なんですがバイトや仕事ってしていいですか」

夏未「あら、どうして？」

貴「足らない材料がありまして、流石にそこまでお世話になる訳にはいかないので」

夏未「いいわ。特別よ。でも…」