53.setsuka side ページ15
小悪魔的な笑みを浮かべてそう自信満々に言う彼女
その顔は、今までいじめる側だったはずの私までビクッと肩を震わせてしまうほどだった
雪｢……………そう、ですね。一ノ瀬さんとの記憶を忘れてしまっているのなら、そちらを話すのが先になるかと｣
Aさんが私を拒絶したら、零に反撃するのはやめようと思っていたけど
お見舞いに来ただけで零を裏切ったなんて見破られるなんて思いもしなかった
…………ただ、記憶を再び失っていたのはそれよりも衝撃的だった
そして、そのことは零への逆襲をする際に邪魔をする厄介な壁と化してしまった
『んー、なんか、ごめんね……』
｢い、いえ！私が説明してもいいんですけど、あまり詳しいことは聞かせてもらえなくて……。それに、私が説明したところでAさんの頭がこんがらがるだけだと思うので、…………記憶を思い出すまで、このことは延期にしましょうか｣
本当ならすぐにでもあいつをぶちのめしたいところだが、仕方がない
『でも、思い出さないかもしれないよ？いいの？それで』
メモ用紙に何かを書きながら、私に問いかける
……まぁ、いいのかと言われれば、正直全くよくない
｢…………大丈夫です。ただ、反撃をするまでは零からAさんに何かするよう、指示されるかも知れません。零自身がAさんに何かするかもしれません。その時は……耐えてもらってもいいでしょうか？｣
『オッケー。慣れたからだいじょぶよ』
慣れたから、という言葉に少し胸が痛くなる
もっと、早く行動に出せてたらな
｢それでは、失礼しますね｣
『うん、バイバイ。あ〜、、ちょっと待って』
｢？は、はい……｣
そういって棚からメモ帳を取りだし、何かを書き始める
『…………はい。これ、私の連絡先。そらるさんとの記憶思い出した時に連絡しておきたいから、登録しといて。…………まぁ、思い出すかは怪しいんだけどね』
｢……！！わ、わかりました！｣
そう受け答えすると、“敬語じゃなくていいよ？”と言われたので、私は照れながらも“……うん！”と答えた。
敬語で話さないなんて、親以外にいないからだ
そして、私は綺麗な字(この場合は綺麗な数字？)で書かれた連絡先をカバンにしまい、家路についた
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あれ、この作品、side変わりすぎじゃね(今更感)
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.c_x.f(プロフ) - ちょこさん» 別垢になって戻ってきました！！ごめんなさい！！ (2020年4月18日 16時) (
レス) id: a419a6eb61 (このIDを非表示/違反報告)
.c_x.f(プロフ) - こちらCandleの新垢です。ログインできなくなってしまい、パスワードも入れても編集できなくなったので作りました。今までお気に入り登録してくださったかた、本当にありがとうございます。こちらの垢で続きを書こうか検討中ですので、もしよろしければ、、。 (2020年4月18日 16時) (レス) id: a419a6eb61 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - 更新が止まってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！(´;ω;｀) (2019年12月30日 2時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
Candle(プロフ) - おやこどぅんさん» ありがとう！鬱陶しかったらいつでも言ってな！ (2019年6月11日 18時) (レス) id: 6fda938c04 (このIDを非表示/違反報告)
おやこどぅん(プロフ) - 変身はしないや。返信する笑笑 (2019年6月10日 23時) (レス) id: dd6f924eb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Candle | 作成日時：2018年8月17日 19時
