検索窓
今日:7 hit、昨日:13 hit、合計:6,617 hit

気付いた日 ページ2

快斗side



「黄金に輝く満月の夜

白きに目立つ真っ赤なレッドジュエルを頂きに参上致します」




そんな予告を出した俺の手には既に光り輝くジュエルがある




ビルの中の警報を聴き、罠を突破しつつ俺は屋上にたどり着く










しかしそこには、先に来ていたお嬢さんが。





貴「あ…」



名はA。俺の幼馴染で愛する人だ




キッド「1人でこんな所にいては危険ですよ。

お嬢さん?」



貴「いえ…ただ……」




彼女は月を見上げる






キッド「ただ…?」




Aの目はどこか寂しげだ。




貴「…なんでもありません。ごめんなさいね

どうぞお構いなくお逃げください」



そう言われたって、素直に飛んでいくはずがない




俺はAにパッと赤い薔薇を差し出す





貴「これ、貰ってもいいんですか?」




キッド「ええ。あなたに相応しい赤色だ。」



Aは俺から赤い薔薇を受け取る




その瞬間Aは俺に抱きついた



キッド「うわっ…ちょっ!お、お嬢さん…?」



俺はいきなりのことに動揺する



やべえ…可愛い……、



貴「やっぱり…
















あなた快斗でしょ!」



キッド「え…」




Aは顔を上げて訴えた




キッド「か、快斗…?はて、」



貴「とぼけないの!

この匂い、その声、絶ッっ対…快斗!」



キッド「なっ…」



気付かれたことに動揺を隠しきれないが、



それ以上に可愛い。尊い






貴「ずっと快斗が怪盗キッドじゃないかって思ってた。

怪盗キッドの話をする時、快斗いつも楽しそうに話してくれてたからさ。」




Aはじっと俺を見て言う




この時間が最高に嬉しいが、時間も時間だ




惜しいな…せっかく抱きしめてくれたというのに





キッド「よくお気づきで。さすがお嬢さん。


その話は後ほど致しましょう。


では」



俺はいやいや彼女を引き離し、屋上から飛び降りる



その瞬間、観客から歓声が聞こえてくる





この日が彼女が俺の正体に気付いた日だ。

いつもの→←設定



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (24 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
59人がお気に入り
設定タグ:怪盗キッド , 黒羽快斗 , 名探偵コナン   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆうか - 投票しました!面白いです!園子様のお世話係も投票しました! (2019年5月21日 17時) (レス) id: d4623f5dc3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:雪菜 | 作成日時:2019年5月5日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。