【2j3j】BAD_END (ページ14)

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BAD_君を夢見てページ14

解放条件＿＿＿
アンジュ・カトリーナの好感度???以上で
図書室に行く

ソレは出来心だった

いつもはみない図書室の"生徒寄贈スペース"

ふと、気になって下の方から順になまえを追った

リゼちゃん、不破くん、早瀬さん………

友人の名前を見つけるたび笑みがこぼれた

一番上まで行くとそこには

あなたと誰より親しい彼女の名が

手にとってみると

ぎっしりとしていて

長い間執筆していたとうかがえる

教えてくれてもいいのに…………

そう思う反面あなたは

本の表紙を開いた

題名は夢、全7章で構成されている

一章、二章と読みやすく、さくさく進んだ

どうやら彼女自身と同級生の恋愛もの……

に思えたが同級生に許可はとったのか？

あまりにもなまなましく描写がされていた

あとがきまで読み終わった頃、

あなたが時間を確認するためふり返ると

ちょうど例の彼女が図書室を通りかかっていた

慌てて本を隠そうとするが

手が滑り落としてしまった

「その本読んだよね」

彼女が本を拾い上げ、冷めたように言った

困惑で一ミリたりとも身体が動かなかった

「ﾊｱ…………今回は上手くいったと思ったんだけどな、
　やっぱり'あの子'とは違うんだよなぁ」

ため息をついたと思えば独り言を話し始めた

「そもそも脳にあの本を認識させなければいいのか？できなくもなさそうだけど調整がめんどうだし…………」

話しかけようにも考え込む

彼女に声をかける隙はなかった

彼女がいきなりこちらへ振り向き

「君はもういらないから、じゃあね」

途端に身体が熱くなる

息苦しく一向に治まる気配のない感覚

じくじくじくじくジクジクｼﾞｸｼﾞｸｼﾞｸｼﾞｸｼｭﾜｼﾞｭﾜｼｭﾜｼﾞｭﾜｼｭﾜｼｭﾜｼｭﾜｼｭﾜｼｭｼｭﾜｼｭﾜｼｭﾜｼｭﾜｼｭﾜｼｭﾜｼｭﾜｼｭﾜｼｭﾜｼｭ

最後に見たのは彼女が立ち去る姿

夕日が差し込んだからっぽな図書室が残った

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元凶運命の錬金術師