17 ページ18
「それでは早速オークションを始めましょうー！！！」
司会者の声がオークション会場に響き渡る。
こいつら、人が売られるのを見て何が楽しいの…？
マリンはそう思いながらどうせ誰も買わないであろう己の船長と後ろの壁にもたれかかっている敵船の船長をチラッと見る。
「なんだマリン。なんか文句でもあるのか？」
『いいえ。でも、どうせ誰も買わないなら時間の無駄じゃないかしら？』
「いいじゃねぇか。どうせすることもないんだろう？」
『ショッピングしたかったんですけど〜？』
「この島にはまだいるつもりだ。明日付き合ってやるから今は大人しくしてろ。」
『しょうがないわね。』
そう言うとマリンは手に持っていたジュースをストローでちゅうーと吸う。
オークションも中盤、15人目の商品が紹介されているところでガチャ…と静かにドアの開く音がした。
その音に反応しストローを咥えたまま振り返るとそこには1人の女と4人の男、そして手袋のような何か。
(麦わらの一味…！！)
咥えていたストローをガリっと噛む。そして鋭い目つきで麦わらの一味がいる方を見つめる。見つめると言うよりは睨みつけるの方が正しい表現かもしれない。
(あいつらだけは許さない…！)
マリンは恩人であるクロコダイルを敬愛している。そんなクロコダイルの計画をぶっ壊した麦わらの一味を許せるはずがない。
「おいマリン、面倒事は起こすなよ。」
『…！……わかってる。』
ローに注意されて我に帰る。そして麦わらの一味に続き天竜人も入ってくる。
(嫌いな奴らがいっぱい…早く終わってほしいんだけど…。)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 42人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぼんど(プロフ) - マリアさん» コメントありがとうございます！早くローとの展開を書きたいので頑張りますね！ (2021年7月21日 23時) (
レス) id: 35902c24cd (このIDを非表示/違反報告)
マリア(プロフ) - とても、面白いです！これから、ローとどうゆう関係になるのか楽しみにしてます(^^)更新待ってます！ (2019年9月1日 19時) (レス) id: 4cdcd75303 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぼんど | 作成日時：2019年5月5日 23時
