リスナーと推しの関係は変わりませんか？【ころん】 2 (ページ3)

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わかってたけど少し期待してしまったんだページ3

黒い薔薇の花束を持って、Aが入院してる病院へ柚音さんと一緒に向かった。

柚｢どうして黒い薔薇なの？｣

それは、Aが好きだから

黒い薔薇の花言葉が永遠の愛だから

どっちを言えばいいんだろう.......

『えっと、柚音さんは黒い薔薇の花言葉知ってます？』

察してくれ.......

柚｢永遠の愛だったかな？あ！だから、黒い薔薇か！なるほどなるほど(ﾟｰﾟ)(｡_｡)ｳﾝｳﾝ｣

良かったー.......

そんなこんなで、病院についた。

僕を覚えてるかな？忘れてるかな？

忘れてるよね.......

でも、少しぐらい期待はしてしまう。

【覚えてて欲しい】ただそれだけだ。

『すみません、Aの病室は.......』

看｢Aさんの病室は、560号室です。｣

『ありがとうごさいます。』

もうすぐで、Aに会える.......

｢ころちゃん！｣

なんて、Aに呼ばれるところを想像しただけで顔に熱が集まる。

柚｢あ、ごめん奏くん！私、今からお客様のとこ行かないと行けなくなっちゃった！また行くね！ばいばーい！｣

『え、あ、はい』

ヮ(゜д゜)ォ!1人だ.......

えー大丈夫かな.......うわー心細いよォー

なんて一人で悩んでたら、あっという間に560号室に着いていた。

ｺﾝｺﾝ

｢はーい、どうぞー｣

Aだ.......変わらない声。優しくて柔らかい声。

『お、お邪魔します.......』

『あの！僕を覚えてるかな？』

覚えてないのはわかってる。でも覚えてて欲しい。

｢えっとー誰でしょうか？ごめんなさい。覚えてないです。｣

やっぱり、そうだよね。

『僕、奏って言うんです。Aが記憶喪失になる前、恋人だったんだ。』

言ってしまった.......

｢え？恋人？私とあなたが？｣

『そうなんです。』

次回！！ころちゃんは毎日のように病院に通います。そして、ある時Aが記憶を戻します.......？