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第91話 ページ28

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「ッ…!!」


稽古用の木刀が弾き飛ばされる音と共に尻もちをつく


「大丈夫?A」


無一郎くんは手を差し伸べて私を起き上がらせる


「Aの刀の扱い方はまだ階級が低い隊士とそんなに変わらないよ。ほら、立って」


「……刀は扱ってこなかったから…ごめん」


ここ数日他の隊士を半ば放って、私に付きっきりだ


私が刀の扱いに慣れていないからだろう


「なんで謝るの?」


「だって私に付きっきりのせいで他の人の指導ができてないだろうし…」


いくらなんでも少し申し訳なく感じてしまう


「そんな事を気にしていたの?」


無一郎くんの言葉に顔をあげる


「気にしなくていいんだよ、そんなことは」


無一郎くんは私の手をとって優しく包むように握る


「あ、あのー……俺たちもそろそろ稽古をつけてもらいたいのですが……」


すると、無一郎邸にいた一般隊士が遠慮がちに言う


「何言ってるの?君たちには指示してあるよね。素振りは終わったの?終わったなら打ち込み台が壊れるまで打ち込み稽古しなよ」


……落差がすごい


無一郎くんにそう言われた隊士たちは呆気にとられていた


「呆けている暇があったら早く行ってくれないかな」


「……はぃ」


返事は消え入る様に小さかった


「さ、A、構えて」


さっきの隊士たちに向けた冷たい表情とは打って変わって笑顔の無一郎くんは私と向かい合って構え直した

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mai(プロフ) - 更新楽しみにしております😭 (10月12日 14時) (レス) @page32 id: bfff11b4c7 (このIDを非表示/違反報告)
Gatto:(プロフ) - アワアワさん» ありがとうございます!そう思っていただけて嬉しいです!更新頑張ります! (2023年4月16日 18時) (レス) id: 0689703d8f (このIDを非表示/違反報告)
Gatto:(プロフ) - 咲良さん» ありがとうございます!更新遅いですがこれからも読んでいただけると嬉しいです! (2023年4月16日 18時) (レス) id: 0689703d8f (このIDを非表示/違反報告)
アワアワ - めっちゃ面白いです!!鬼滅の刃の小説の中で一番面白いです!!更新待ってます(*^^*) (2023年4月12日 21時) (レス) @page23 id: 2db5ff9399 (このIDを非表示/違反報告)
咲良 - いつも楽しく見せてもらってます! (2023年4月3日 21時) (レス) @page23 id: 44e7e63b77 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Gatto: | 作成日時:2023年2月27日 22時

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