検索窓
今日:25 hit、昨日:11 hit、合計:18,322 hit

第86話 ページ23

.



「バレてたんだ」


顎に添えられた手を軽く払い除けて


立ち上がる



「そう。私は鬼殺隊」


「俺は童磨。鬼殺隊なのに刀も持たずに丸腰のまま俺の元に来るなんて……可哀想だね!」


座ったまま私を見上げる童磨はずっと笑顔だ


「私、刀必要ないの」


そう言うと童磨は虹の瞳を少しだけ見開いた


「君だったんだね」


目つきが変わった


明らかに、先程とは違う


「俺、気に入ったなぁ君のこと」


私の腕を掴んでそのまま童磨の方に引っ張られる


「君、血鬼術の様な術が使えるんだろう?」


「だったら何?」


「使ってみせてくれよ!」


何を言ってるんだこの鬼は


意味分かってるの?


「それは……いいけど、意味分かって言ってる?」



「?何がだい?」



「私が能力を使うということは、そういうことなのよ?」


負けるってこと


服従するってこと


「そういうこと………?ああ、………嗚呼!!アハハハッ!!」


童磨は理解すると、少し大げさに笑った



「大丈夫!心配しないで!



俺が君に負けるなんてことは無いからね」



童磨がニヤリと笑う


童磨は分かってないんだろう。私の能力について



だったら……






「負けるんだよ」






「……へ」






私は支配を具現化したチェーンを童磨の頭に貫通させた

第87話→←お知らせ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (61 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
171人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

mai(プロフ) - 更新楽しみにしております😭 (10月12日 14時) (レス) @page32 id: bfff11b4c7 (このIDを非表示/違反報告)
Gatto:(プロフ) - アワアワさん» ありがとうございます!そう思っていただけて嬉しいです!更新頑張ります! (2023年4月16日 18時) (レス) id: 0689703d8f (このIDを非表示/違反報告)
Gatto:(プロフ) - 咲良さん» ありがとうございます!更新遅いですがこれからも読んでいただけると嬉しいです! (2023年4月16日 18時) (レス) id: 0689703d8f (このIDを非表示/違反報告)
アワアワ - めっちゃ面白いです!!鬼滅の刃の小説の中で一番面白いです!!更新待ってます(*^^*) (2023年4月12日 21時) (レス) @page23 id: 2db5ff9399 (このIDを非表示/違反報告)
咲良 - いつも楽しく見せてもらってます! (2023年4月3日 21時) (レス) @page23 id: 44e7e63b77 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Gatto: | 作成日時:2023年2月27日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。