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前世3 ページ3

鏡「じゃあお言葉に甘えて」


鏡哉は攻撃をし始めた


目が追いつかなく、体に色々傷が出来る

更には腕を持ってかれた

背中に切り傷も出来た

耐えねば……

そんな事を思っていると


、後ろから


「キキョウゥゥゥ!!」


と叫びに近い声が聞こえる


あぁ、この声はしのぶの声だ


[しのぶ、後の事は任せた、]

最後は姉さんが好きと言った笑顔でサヨナラをしよう


しの「待って、待ちなさい!!キキョウ!!」


カナヲ「…!!待っ。待って、き、キキョウ!!」


後ろから、しのぶとほんの微かにカナヲの止める声


更に2人の後ろから、水の音


これなら大丈夫だ


そう思い


僕は上弦の零に突っ込む


[一緒に地獄へ堕ちようぜ]


最後の力を振り絞り

[雪の呼吸、拾の舞、花蝶雪月]


そう言い、僕は喰われた

意識が途切れる前にあの鬼の悲鳴が聞こえた


どうせあの間残っていても

僕は戦えなかった



喰われ、完全に自分が死んだと悟った頃には


暗闇に居た


すると、前の方から

何かが転がってくる


見るとさっき、僕のことを喰った鬼


鏡哉だった


それを見て安心した


[やぁ、よかったよかった、貴様が殺されて


これで僕も安心して、眠ることが出来る]


鏡「やぁ、さっきぶりだね、君の記憶を見れなかった

けど、その後の双子の子のあの表情!!

あれが姉妹愛なんだね!!」


[死んだ時どうだった?僕の記憶が見れなくて

残念ね]


鏡「君が死んだ後、双子の子が怒っていたよ

怒鳴られ、しかも継子の子には、みじん切りにされた


後から来た、水の呼吸の使い手は厄介だったな」


呑気にそんな事を言っている


[僕の体に回っていた毒はどうでした?]


鏡「やっぱり、毒が仕込まれてたかぁ〜

いやぁ〜凄いね自ら食われに行くなんて、」


[その様子だと、毒が効いたようですね

よかった、これで鬼を葬れたなら安いものだ]


鏡「なぁ何故、君はそんなに嬉しそうなんだい?」


鏡「なぜ君は、死ぬ前に決意したんだい?」


鏡「なんでなんで?」

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作者名:夜叉姫 | 作成日時:2020年2月20日 22時

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