考え事 ページ1
A「っはぁー…。やっと終わった。 」
予想外に手こずったな。
朝6時くらいに出て夜の今は11時を回った。
女だから抵抗しないと思ったんだけど…。
注意しないとな。
玄関に足を踏み入れると一気に肩の力が抜けた。
帽子がズレていたためギュッとかぶり直す。
A「えっと、まず肋角さんに報告…」
体の向きを変えて歩き出す。
ほんのりとついているランプはいつ見ても安心できるような気がする。
あー…ついた。
A「肋角さん、私です。入ります。」 ガチャ
肋角「A。帰ったか。」
本を読んでいた肋角さんは本を閉じこちらをみた。
肋角「…手こずったみたいだな。疲れただろう?」
A「すみません。油断してました。」
肋角「いや、大丈夫だ。 早く寝たほうがいい、戻っていいぞ」
A「はい」
静かに扉をしめて自分の部屋に歩き出す。
ここ最近は自分でも嫌になるくらい考えていることがある。
獄卒の仲間たちは、みんな_
平腹「おー!Aじゃん!やっと帰ったのか!」
考えていたことは全てその声でかき消された。
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作者名:小夜時雨 | 作成日時:2015年6月28日 0時