49話 ページ3
A「ううぁ…。カナヲちゃん…痛い…。」
カ「Aって体が硬いね。たくさんほぐしてあげる!」
A「え、待って!」
カナヲちゃんと一緒に稽古をできて嬉しかったけど、最初は体のほぐしから始まった。私は体が柔らかい方じゃなかったからすぐに悲鳴をあげていた。
カ「待たないよ。せーの!」
A「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!いだいいぃぃ!!」
この地獄…早くおわってぇぇぇ!!
カ「このくらいでいいと思うよ。お疲れ。」
A「あ、ありがとうございます。」
あらから何時間経っただろうか。やっと地獄から抜け出せた。
A「ねぇ、カナヲちゃん、聞きたい事があるの。」
カ「ん?何?」
私はある事を聞きたくてカナヲちゃんに問いかけた
A「胡蝶さんって柱だよね?」
カ「うん…」
A「じゃあ、無一郎くんって柱?」
カ「ん?無一郎?」
カナヲちゃんはそう言うと首を傾げた。
なんだか答えを聞くのが怖くて胸がドキドキした。
カ「…?あぁ!霞柱様の事ね!」
カナヲちゃんは手を叩き思い出したと言うように私に笑いかけた。
A「ああ…やっぱり無一郎くん柱だったんだ。
うぁぁぁぁ!!」
私は頭を抱えてしゃがみこんだ。
私は霞柱様に話しかけてしまった。それも馴れ馴れしく。そんな自分が恥ずかしくなったのだ。
カ「A!大丈夫?」
A「うん…大丈夫!さ、稽古始めよ!」
私は心を入れ替えこの二日間カナヲちゃんと稽古をした。
そのおかげか私は前よりも強くなった気がした。
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作者名:もっちぃ | 作成日時:2020年7月15日 17時