58話 ページ12
無一郎くんと目的の場所まではかなり遠くて着く頃にはいい時間帯になった。
鬼がいると言う場所どうやら目の前の森の中だそうだ。
私が森の中に足を踏み入れようと時…
「きゃぁぁぁぁ!!」
A「!!!!」
森の中から女性の甲高い声が聞こえた。
暗い森の中から足音が聞こえ、だんだんこちらに近づくように足音が大きくなってきた。
すると着物を着た女性が走ってきた。
A「大丈夫ですか!?…!!!」
私は女性の姿を見ると言葉を飲み込んだ。
女性は全身血まみれだったのだ。
「た、助けてください!!中、中に!私の友人が…」
女性は今にも泣きそうで私の肩をがっちり掴んだ。
A「落ち着いてください!それから話を聞きます。」
私は私の肩を掴んでいる手を取り優しく言葉をかけた。
女性は深呼吸をして私を見た。女性は私とあまり歳が変わらないが少し大人びた様子だった。
「中には鬼がいます。友人と2人で森の中に入り遊んでいました。でも暗くなって目の前に鬼が現れて私の友人を…」
それだけ言うと女性は顔を手で隠し泣き出した。
A「それは悲しかったですね。貴方、お怪我は?」
「これは全部返り血です。怪我はしていません。」
私は不安にさせないように女性に微笑みかけた。
A「私がその鬼を倒しに行きます。貴方は安全な場所へ逃げてください。」
「分かりました。貴方もどうかご無事で!!」
そういうと私と女性は逆方向に走った。
私は森の中へ。
女性は森から離れた所へ。
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今まで更新できなくてごめんなさい!
嗚呼…終わりが近くて怖いぃぃぃ
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作者名:もっちぃ | 作成日時:2020年7月15日 17時