第12話 ページ21
ウノ「今…何か聞こえなかったか?」
部屋で絵を描いていると、ウノがそう言った
ニコは頭に?を浮かべている
耳をすませると、ズキンと頭痛がした
少しだけ、意識がとんだ
そこで見たのは、これから起こる事だった
前にもこんな事があったから、きっと今回もこの未来予知は当たるに違いない
それにしてもあれはヤバイ
なんとしてでも、あんな事になっちゃいけない
私が化け物だって皆が知ったら、私から離れてく
せっかくできた仲間を失いたくない
ウノ「…い、おい小夜、おい!」
ウノに呼ばれて、はっとする
ウノ「大丈夫か?顔色悪いぞ?」
ニコ「医務室行く?」
小夜[ううん、大丈夫。ただ悪い予感がするだけ]
ニコ「そっか…どうしたのウノ君?」
ウノ「やっぱり何か聞こえる…
ジューゴ…?」
ウノはそう呟くと、鉄格子の隙間から顔を出し、大声でこう言った
ウノ「ジューゴ!ロック!そこにいるんだろ!お前ら何やってんだよ!!」
ニコ「…小夜ちゃんどうしたの?顔色悪いよ?」
小夜[あ、うん、大丈夫]
その時。
ドゴンッと大きな音がして、ドアが変形した
ニコ「わっ」
…ついに、始まってしまった
どうやら私が見た未来予知は当たってしまったようだ
この結末に、逆らうことは出来ないのかな
ウノ「…おいジューゴ、そっちで何やってんだ…その様子じゃ喧嘩じゃねぇだろ……ここ、開けろ」
ジューゴは黙ったまま
ウノ「開けろジューゴ!開けろ!お前ら様子が変だ!何があった!早くここを開けろ!!」
ジューゴ「だ、ダメだ…ここは開けねぇ……」
ウノ「ふざけんな!こんな時に何言ってやがる!何かあったんだろ?!そうなんだろ?!」
ウノが開けろとドアを叩く
ジューゴがそれを拒み続ける
何も喋らないロック
その状況を見て隅で震えるニコ
私は、その状況ををただ呆然と見ているしかなかった
《どうにかしたいなら、お前が動けばいいじゃん!》
誰かが私の中でそう言った
その言葉で、プツン、と私の中で何かが切れる音がした
駄作者からのお知らせに十三舎のみんなが出てこないという悲しい回→←第11話
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーキャラ
星太郎
38人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
秋雨(プロフ) - 氷音モモさん» コメントありがとうございます!ジューゴくんかわいいですよね!(?)更新遅くなるかもしれませんが、これからも頑張ります!応援ありがとうございます!!(≧∇≦) (2016年1月26日 23時) (レス) id: 604632885c (このIDを非表示/違反報告)
秋雨(プロフ) - さっちゃんさん» コメントありがとうございます!返事遅くなってしまい申し訳ありません!受験、合格しました(≧∇≦)更新遅くなるかもしれませんが、気長に待っていただけるとありがたいです!ウノくんまじイケメン!!(*゚∀゚) (2016年1月26日 23時) (レス) id: 604632885c (このIDを非表示/違反報告)
氷音モモ - 遅いですが、私はジューゴ落ち派ですね!!もう遅いですが!!! そしてこの作品とても良いと思います!!!これからも頑張ってください!!!! (2016年1月23日 21時) (レス) id: c0855736ff (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん(プロフ) - てか、終わってましたね、、、 (2015年11月22日 15時) (レス) id: e68667a55c (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん(プロフ) - もう、すっっごく遅いと思いますが、ワタシは、ウノ落ちが良いです! 受験頑張ってください! それから、とっても面白いです!更新、ゆっくりでも良いので、楽しみにしてます! (2015年11月22日 15時) (レス) id: e68667a55c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:秋雨 | 作成日時:2015年4月30日 23時