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一度離れて、見つめあって。
また引き寄せられるみたいに再び触れた唇。
角度を変えて重なる唇は、一度重ねるごとに触れている時間が長くなる。
次第にそれは触れるだけではなくって、唇を食むようなものに変わっていった。
また少しだけ離れた唇。
鼻先が触れ合うような距離に、鼓動がどんどん早くなる。
「口…あけて」
橋本くんが小さく、それでいて少し掠れた声で囁いた。
甘い甘い響きに頭から足の先まで電流がはしったかのように、ピリピリと痺れてしまう。
口を開けてと言われても初めてのことでどの程度開けるのが正解なのかわからなくて、開いているのか開いていないのかわからないほど小さく開けた。
「もっと…ね？あーん…って」
彼の左手の親指が私の下唇をなぞる。
そのままその指をほんの少しだけ下へ動かすから、その動きに合わせるようにしてまた口を開けた。
開いた唇の隙間から橋本くんの舌が入り込む。
私のナカに橋本くんが入り込む。
絡められた舌。
初めての感覚にどうすればいいのかわからなくて、彼のニットをきゅっ…と握ってしまう。
そんな私の戸惑いに気がついた彼は、音を立てるように啄んで唇を離した。
「舌、出して？」
べーっ、と舌を出す彼をお手本にして、私も同じくらい舌を出した。
「ん、上手」と言った彼は顔を近づけて、私の舌をぺろっと舐めたり、ちゅっ…って吸ったりする。
初めての刺激に驚いて舌を引っ込めると、それを追いかけるみたいにまた彼の舌が私のナカに入り込んだ。
逃げても逃げても追いかけてくるそれは、舌だけじゃなくて上顎や歯列をなぞる。
その度に、ぞくりと身体中になにかがはしるようだった。
「……んんっ、」
漏れる声。
響く水気を帯びた音。
呼吸の仕方がわからない…
酸欠なのか頭がぼーっとして、くらくらして、
おかしくなってしまいそう、
それから、最後にひとつ。
啄むようなキスをした彼は、ゆっくりと顔を離すと、困ったように眉を下げて、その顔を隠すみたいに片手で覆ってしまった。
「……橋本…くん？」
やっぱりダメだったんだろうか。
私があまりにも下手でがっかりしたんだろうか。
なんて不安が押し寄せて、たまらず彼の名前を呼ぶ。
「ごめん…」
「え…？」
橋本くんはなぜか謝って、それから「……俺、結構余裕ないみたい」と表情を隠したまま言った。
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any(プロフ) - 橋本くんにキュンキュンしました(>_<)！橋本くん推しです← (2019年4月24日 5時) (
レス) id: 2326587387 (このIDを非表示/違反報告)
りえ(プロフ) - 秋編最高でした、、橋本くんに終始キュンキュン(T_T)高橋先生もたのしみです♪ (2019年2月27日 0時) (レス) id: 0cf2807e38 (このIDを非表示/違反報告)
中島はるにゃん♪(プロフ) - 次はいつくらいになりそうですか？ (2019年2月11日 22時) (レス) id: 77f051cc38 (このIDを非表示/違反報告)
りゅりゅ(プロフ) - れいさん» れいさん！お返事遅くなってごめんなさい(><)秋編の更新は2月10日頃になりますが色々と考えているのでお楽しみに！橋本くん推しなんですね♪まだ私の中でもラストは決まっておらず今後どうなるのか…悩みます(笑)こんなお話ですが、お付き合いいただけると幸いです。 (2019年1月17日 22時) (レス) id: 28dcf1f827 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - とっても素敵な作品でスラスラ読んでしまいました！！�盒鏡萓犬箸療験�が期待できる秋編たのしみにしています(^-^)ちなみに私は優しい彼氏の橋本くん推しです！笑 (2019年1月13日 9時) (レス) id: 0cf2807e38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りゅりゅ
| 作者ホームページ：https://twitter.com/ryuryu_movie?s=09
作成日時：2018年11月18日 19時
