ひつじ系女子【爆豪勝己】 (ページ37)

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Another Story⑤-2 ページ37

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「ん…」

目が覚めると、目の前に草

それと、頭に違和感

まるで、誰かの膝の上のような…

「あ…起きた？」

本当に膝の上だった

「えっと、大丈夫？じゃないよね
貧血気味で倒れてたのを、猫が教えてくれたの」

「は、猫が？」

ウソだろって思っても、目の前のこいつは首を可愛らしく傾げるだけ

うそ、じゃないみたいだな

というか、こいつ

銀髪に青の瞳

「お前、氷室Aか？」

「え、なんで、」

「有名だからな、お前」

推薦入試でヒーロー科に合格

可愛らしくて、強個性、オマケに成績優秀

普通科で知らない方がおかしい

立ち上がってみると、さっきまでの怠さは嘘のようで

「これ、お前の個性なの？」

「うーんと、なんというか、私の個性の応用版みたいな…？
初めて使ったんだけど、どう、かな？」

「さっきより全然楽
すげえ個性だな」

俺とは大違いだ

そんな言葉は、唾と一緒に飲み込んだ

「えっと、あなたの個性も聞いても、いい？」

「あぁ、俺の個性は洗脳」

「せん、のう？」

「ま、やった方がはえよな、氷室」

「ん、？え…」

俺の問いかけに応えた氷室に個性をかける

「これが俺の個性」

また、言われるだろな

敵向けの個性だって

まぁいいか、慣れてるし

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