あの時 (ページ9)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:27,344 hit

No.8 ページ9

「ジス先生、待たせましたか？すみません。」

js「ううん、あと、今は学校じゃないから名前で大丈夫だよ。敬語も。タメ口でいい。」

そう言ってジスは微笑んだ。

「…わかった。」

js「何年振りだろうね、こうして2人で話すの。」

「2.3年振りかな…」

js「あの時の話、聞いてくれる？もちろん、Aが嫌じゃなければでいいんだけど…」

少し上目遣いで聞いてきた。

私は小さく頷いた。

js「良かった。ありがとう。あのね、あの時ヨンヒさんが僕の友達に僕の連絡先を聞いたみたいで(今日の午後会えませんか？)って聞いてきた。それで、僕はAに対する罪悪感もあったけど、あまりにもしつこかったから会ったんだ。そしたら告白されて、そこをAに見られたんだと思う。本当にごめん。」

「…そうだったんだ」

全て私の勘違いだった。

js「本当にごめんね、僕が説明しなかったから…」

「ううん、ちがう。私が聞かなかったの。」

js「…やっぱAはAだね。だから好きになったんだよ。」

「…どう言う事」

js「そうやってお人好しな所とか人に責任転換をしない綺麗な心を持ってるから。だから好きになったんだ。」

付き合ってた時も、

こうしてまっすぐに想いを伝えてくれていた。

js「A」

「…ん？」

js「もう一度、やり直さない？」

「…ジスはまだ私の事好きなの？」

js「まだも何もずっと想ってたよ」

「避けて、待たせてごめんね。」

js「いいんだよ。返事は？」

「またよろしくお願いします」

この選択は間違っているのか間違っていないのか

そんなの未来になってみないと分からないけど

恋ってそんなものだと思う。

js「A～好きだよ～」

「もう、飲み過ぎ！//////家は？」

js「あっち～」

「どっち！」

js「…」

…え？まさか…

「寝たの？、、」

js「ｽｰｽｰ…｣

「嘘でしょ…」