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眠りから覚めるといつも通り俺の部屋に戻っていた。ずっと眠らなかったから３日ぶりの自分の部屋
いつもならそこで一人ため息をつくのだけど
でも
その日枕元にはAがいたんだ
"ジミン"
嬉しそうに俺の頬を撫でる仕草は
起きる直前まで見ていた夢の中のあの人と重なって見えた
どうしてここにいるのかと問えば
ずっと俺の寝顔を見ていたら気づけばこっちに来ていたと言う
どうも眠った俺がどこかへ行きそうで
ずっと張り付いていたんだとか。
それから俺たちは
もしかするとどちらか一人が起きていれば離れることはないんじゃないかと推測して
確信はまだないけど
それでも、今はこれを一縷の望みに
お互いの睡眠時間中ずっと見守ることにしている。
「あ、そーいえばさっき電話鳴ってたよ」
「え？誰からだった？」
「ヒョンって出てた」
「…ジニヒョンか」
ずっと学校に行ってなかったからテヒョンからは何度か連絡があった
一度家にも来たらしい
でもその時ちょうどAの部屋に行ってたタイミングだったらしく、会うことはなかったけど。
「…みんな心配してるんだね」
「大丈夫だよ、ちゃんと連絡取ってるんだし」
うん、とうつむく彼女の前髪に唇を寄せて
安心させるように撫でながら髪の毛をすく
「Aの方は大丈夫？」
敢えて"彼"の名前は出さない
彼女がこの空間にそれを求めていないから
「うーん…お母さんと一度連絡取ったくらいかなぁ…」
「この数週間で一度だけ？お母さん心配してない？」
「うちのお母さん基本的にそこまでマメじゃないから」
ふふって笑うと目尻が少し下がる
見たことないけどきっとAってお母さん似なんだろうな
そんな気がする
「あ、そーいえば。あれは？どうなったの？」
「あれ？」
コテン、と首を傾げるから
髪の毛が顔にかかる
それをよけてあげながら続けた
「スノボの合宿。張り切ってたじゃん」
あれだけ楽しみにしてたんだからそれくらいは行くんだろうと思ってたら
「…あぁ」
意外にも浮かない返事
なんだかよく分からない顔をする
「そーいえばそんなこと言ってたね」
忘れてた、と遠くを見るその言葉でピンときた
「…A、今日この間のリベンジしようと思うんだけど」
「え？」
「そろそろ冷蔵庫の中身少なくなってきたから残ってたパンでサンドイッチ作ろうかな」
「！！うんっ」
途端に明るくなる表情
きっと合宿には"彼"も関係してるんだ
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ふかなな(プロフ) - 睦月さん» す、すみません、立て続けにコメントしてしまって(^^; 睦月さんの作品すごく面白いです。じんにむのもほんとツボで！！こちらこそ素敵な作品を読ませていただいてありがとうございます (2016年5月25日 20時) (
レス) id: adafa9d453 (このIDを非表示/違反報告)
睦月(プロフ) - ふかななさん» ありがとうございます！なんかじんにむのお話にもコメントくださったみたいで…！楽しんでいただけたのなら私も嬉しいです(TT)私もこのおテテのセリフ好きなので、ピンポイントで挙げてくださってテンション上がりました！ありがとうございました！ (2016年5月25日 20時) (レス) id: 8ecdaac3c9 (このIDを非表示/違反報告)
ふかなな(プロフ) - テテ(ジミン世界)の「お前今、おれのことちょっと嫌いだろ」にやられたーーって思いました。すっごく面白いです (2016年5月24日 14時) (レス) id: adafa9d453 (このIDを非表示/違反報告)
睦月(プロフ) - ゆかこさん» うへぇ〜ん←ゆかこさーん！ありがとごじゃいましゅ(´；ω；`)ちゃんと書けるように頑張ります〜(TT)素人の考えた結末なので、どうかやさしい目で見てください〜m(__)m泣 (2016年4月24日 11時) (レス) id: 8ecdaac3c9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかこ(プロフ) - 睦月さん！！全力でついていきます！！お話が動き出してドキドキしてます。次章、そして挿入されるエピソードも楽しみにしています！ (2016年4月24日 0時) (レス) id: 9dbe8269b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睦月
| 作成日時：2016年3月26日 22時
