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部屋に入ってまず俺がすることと言えば、できるだけ自然に振る舞うってことくらい
まぁそう考えてる時点で既に不自然だけど
シャッ
カーテンを開けて外の空気を入れるために窓も開ける
はー、今日はいい天気
ﾌﾞﾌﾞｯ
ﾌﾞﾌﾞｯ
ﾌﾞﾌﾞｯ
ポケットに入れっぱなしだったケータイが立て続けに鳴る
下で犬の散歩をしているおじいさんをぼーっと眺めながら片手で画面を操作すると
［ジニヒョンがジミンも呼べって！］
［ジミン、今日来ないの？］
［おぉーい！ジミナー！］
…テヒョンとジニヒョンとホソクヒョンから。
グループにしてると通知が結構うるさいんだよな、通知オフにしよーかな
「…ふふ」
…今日は、い、か、な、い、…っと
また今度誘って、って付け足したら
最後にテヒョンから
［今日も、だろ］
って返ってきて
あ、これ結構拗ねてる、って思った
この間も寄り道してくの断ったから
「……」
…なんか。
こんなの思うのどうかと思うけど。
ちょっと嬉しいとか思ったり。
ごめん、とだけ返して何気なくベッドに腰かける
ギシ、
"ギシ、"
…あ
「っえ、あ、ジミ…っ、う」
「…ぶっ！」
突然現れたAは俺とぴったりくっつくくらいの真横にいた
びっくりしたのはわかるけど、ぴょんって飛び上がった場所がベッドの上だからよけい弾みがついて
そのまま後ろにころんってなる
「あはは、大丈夫？」
「…全然大丈夫」
むくり、
起き上がってへへっと笑う
ふとした瞬間に見せるこのあどけない笑顔が好きだ
「あれ、またジミンの部屋だ」
「昨日も俺の家だったのにな」
「どっちの部屋に行くかだけでも事前にわかればいいのに」
「そう？別にいーじゃん、もうどっちの部屋でも自分ちみたいなもんだし」
さりげなくこういうことを言うのも習慣になった
ほんとは毎回ちょっとドキドキしてる
重くないように、当たり前のように。
「…ふふ。そだね」
それでいてAは必ずこういった返事をくれるから
俺はその度にほっとして
それからもっと決定的な何かを、と物足りなくなる
こーゆーのを焦燥感、っていうんだろうな
意気地がないのもズルいのもわかってるけど
それでも少しずつ、大切に、Aとの距離を詰めていくこの感じは嫌いじゃないし
むしろこのじりじりした気持ちさえクセになりそうだった。
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ふかなな(プロフ) - 睦月さん» す、すみません、立て続けにコメントしてしまって(^^; 睦月さんの作品すごく面白いです。じんにむのもほんとツボで！！こちらこそ素敵な作品を読ませていただいてありがとうございます (2016年5月25日 20時) (
レス) id: adafa9d453 (このIDを非表示/違反報告)
睦月(プロフ) - ふかななさん» ありがとうございます！なんかじんにむのお話にもコメントくださったみたいで…！楽しんでいただけたのなら私も嬉しいです(TT)私もこのおテテのセリフ好きなので、ピンポイントで挙げてくださってテンション上がりました！ありがとうございました！ (2016年5月25日 20時) (レス) id: 8ecdaac3c9 (このIDを非表示/違反報告)
ふかなな(プロフ) - テテ(ジミン世界)の「お前今、おれのことちょっと嫌いだろ」にやられたーーって思いました。すっごく面白いです (2016年5月24日 14時) (レス) id: adafa9d453 (このIDを非表示/違反報告)
睦月(プロフ) - ゆかこさん» うへぇ〜ん←ゆかこさーん！ありがとごじゃいましゅ(´；ω；`)ちゃんと書けるように頑張ります〜(TT)素人の考えた結末なので、どうかやさしい目で見てください〜m(__)m泣 (2016年4月24日 11時) (レス) id: 8ecdaac3c9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかこ(プロフ) - 睦月さん！！全力でついていきます！！お話が動き出してドキドキしてます。次章、そして挿入されるエピソードも楽しみにしています！ (2016年4月24日 0時) (レス) id: 9dbe8269b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睦月
| 作成日時：2016年3月26日 22時
