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「…警察、今から来るって」

「…あ、」


後ろから声がして慌てて振り返ると
なんとも言えない顔で抱き合った私たちを見つめているジミン


「ありがとう…」

「…A、誰?」


さっきみたいな敵意のこもった声ではないけど
訝しそうにジミンを見るテヒョンからはまだ警戒心が感じられて
私は何て説明すれば良いか迷う。


「えっと…」

「同じ授業取ってる友人てす」


するとジミンが助け船を出してくれた


「今日レポートの為の資料貸してもらう予定だったのすっかり忘れてて。家近いから直接借りに来たんですよ、ね?」

「…あ…う、うん。そうなの」

「…家知ってるってことは前にもここに来たことあるの?」

「う、うん。ほら、お互い一人暮らしだから何かあったら助け合おうねって」

「……」


…別におかしくはない、よね?

焦りながらも何とか言い訳を並べると
テヒョンは渋い顔をする

なにその顔

もしかして無理があったかなと不安になってジミンを見れば
彼は苦笑いを浮かべていた

…なんなの二人して

それでもなんとか納得してくれた様子のテヒョン


「…Aを助けてくれて、ありがとう」

「…あ、いや…うん」


ジミンに向き直って頭を下げた


「それから…ごめん、さっき…顔大丈夫?」

「ああ、これくらい…」


ははっと笑って口の端を撫でるジミンを見て
さっきテヒョンに殴られていた事を思い出した


「そ、そうだった!ジミン、大丈夫?」

「俺はね。男だし平気だけど…Aこそ」

「…あ、うん…消毒しとこうかな」

「あ、でも一応警察来るまでは…」

「そ、そっか」

「……」


……どうしよう

ジミンに聞きたいことは沢山あるけど
テヒョンがいるから変なことは言えないし…


さっきから肩に回されたままのテヒョンの手を外すこともなんとなくできず

私はジミンとこっそり目配せして
小さく溜め息をついた。

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設定タグ:防弾少年団 , BTS , ジミン/テヒョン   
作品ジャンル:恋愛
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いちごミルク(プロフ) - 世界観がすごくてハマってしまいます!! (2017年11月14日 5時) (レス) id: 62f9fc312d (このIDを非表示/違反報告)
睦月(プロフ) - ゆかこさん» またまたコメント嬉しいです(TT)本当にそんな大層なモノじゃないのですが…汗) でもそんな風に思って頂けるなんて無い脳みそ捻った甲斐があります!(TT)無事次の見通しができたら更新再開しますので、宜しくお願いします~(*^^*) (2016年1月30日 17時) (レス) id: 261454fd60 (このIDを非表示/違反報告)
睦月(プロフ) - ちょんぱむさん» コメントありがとうございますー!嬉しいです(TT)本当ですか!?数あるウラツクの中で読んでもらえてるだけでも嬉しいのに…光栄ですm(__)mおててもじみんちゃんもしっかり書いていきたいと思いますので今後ともお付き合い下さい! (2016年1月30日 16時) (レス) id: 261454fd60 (このIDを非表示/違反報告)
睦月(プロフ) - waka38bさん» わーん!ありがとうございます!!ちゃんと最後まで舵取っていけるように頑張りますー(;_;)怠け者発揮しないように見守っててください!(笑) (2016年1月30日 16時) (レス) id: 261454fd60 (このIDを非表示/違反報告)
睦月(プロフ) - りこふぁんさん» お久しぶりですー!ありがとうございます…うぅ(TT)そう言って頂けて気が楽になりました(TT)とりあえず生きて帰ってくるので!再び更新再開した際には宜しくお願いしますねー! (2016年1月30日 16時) (レス) id: 261454fd60 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:睦月 | 作成日時:2016年1月12日 17時

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