ルーツメイト 第一章 〈A〉

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「うーん…」

「考えて分かることじゃないけど…」

「…うん、そうだよ。わかんない事って世の中沢山あるじゃん。俺もういいや」

「もういいの？」

「だってとにかく今Aといるのは本当なんだから。それでいーや」

「……」


……そうかな

そっか…

そうだよね


「ねージミン」

「ん？」

「これからもさ、こうして会えるよね？」

「んー…どーだろ」

「……え…」

「あははっウソウソ。きっと会えるよ」

「…本当に？保証は？」

「ないね」

「口先男ーーー！」

「わ、殴らないのっ！」

「……」

「…でもこれは俺の勘だけどさ。なんかAとはこれからも会える気がするんだよね」

「……そうかな？」

「うん。Aもそう思わない？」

「……実は私もそう思ってた」

「でしょ？二人がそう言うなら安心だよ」

「うん…そーだね」





……………………



…………



……





"Aちゃん"




……



…………



……………………






「Aっ！」

はっ

目を覚ますとテヒョンの顔が目の前に


「わっ！？ちょ、びっくりさせないでよ」

「びっくりしたのはこっちだよ！お前どこいってたの！？」


どこ？

……そうだ、私ジミンのとこに行ってて
それから眠くなってベッドで眠らせてもらって…


「起きたらお前いないし、外行ったのかと思って一通り探したし！心配したんだからな！」

「…あ、ごめんね…ちょっと散歩して…帰ってきたの」


…って事にして大丈夫だよね？


「…はぁー…」

ぎゅうぅっ

冷たいテヒョンの身体
長いこと探してくれたんだろうか

なんか申し訳なくなる


「…まぁ、無事で良かった」

「…ん、ありがとう」

「A」

「…ん？」

「………腹減った…」


へたり、とその場に崩れ落ちたテヒョン
あ、今もう６時過ぎじゃん


「……ちょっと待ってて。シャワーしてからなんか買いにいこう」

「作ってよ」

「…えー」


また作るのはちょっとなぁ…


「俺めっちゃ探した」

「……」

「Aー」

「…ごめんテテ。私ちょっと疲れちゃってるみたいで…」

「……」


散々寝といてあれだけど。
今日くらい良いよね？


「……初めて断られた…」

「え？ごめん、なんて？」

「…なんも。シャワー浴びるんだろ？」

「あ、うん。待ってて」

「んー」






……………………



…………



……








To be continued…

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