＊ ページ4
彼女からのカトクを開くと
海外ツアー頑張って、
っていうのと
今の仕事が一段落したらまた会おうね、
って内容で。
そうだね、って返信をして
スマホの画面を暗くする。
顔を上げると
Aがユンギヒョンに衣装を持ったまま話しかけていて
しばらくすると
ヒョンは服を持って移動した。
「……………」
あいつ、大丈夫なのかな。
その後ろ姿をぼーっと眺めていると
きょろっと辺りを見回して
パチ
目が合ったと思ったら
そのまま視線を俺に固定した。
え？
それから数秒間見つめ合う形になって
頭にハテナが浮かんだけれど
…………あ。
お腹の辺りで
ピースサインを俺に向けている事に気づいた。
なんだよ。
今わざわざ俺を探したワケ？
「…………」
口角を引き締めようとして失敗している
あの独特の表情が
俺の心をフワフワさせる。
……あぁもう、どうしよう。
どうしよう。
.
その日の仕事を終わらせて
俺たちは宿泊先のホテルに着いて
何となく誰かと話したかった俺は
ジニヒョンとグクの部屋に遊びに来ていた。
(テヒョンは珍しく爆睡中)
「あれ？グクは？」
JN「さー？サイフとスマホ持ってどっか行った」
………彼女と電話かな。
JN「めずらしーねジミン」
「え？」
JN「いつもユンギとかホソクのとこ行くのに」
ム、と唇を突き出したジニヒョン。
あ、ちょっと拗ねてたんだね。
「たまにはヒョンも構ってくださいよー」
って甘えてみたら
JN「あーはいはい、」
じゃぁ肩揉んで
ってベッドに横たわった。
「…………」
日頃の筋トレの成果を存分に発揮したら
飲み物買いに行かされた。横暴だ。
.
ポーン
ロビーに着いて
エレベーターのドアが開くと
「…お、」
A「…あ、」
バッタリAと出くわした。
A「……お疲れ」
「…お前も」
A「…あんたも買いにきたの？」
見るとAの手元にはペットボトルが。
また水か。ブレないなコイツ。
「ん、お使い」
頷くと
A「パシリじゃん」
って笑った。
「うっせ」
A「奢ってあげよーか、１つくらい」
「…え？」
A「よく考えれば私ばっかり奢られてたし」
「…………」
A「……てゆーか…」
ちょっと話付き合ってよ、
って照れ臭そうにそっぽを向くから
胸の奥の方が
きゅうってなった。
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Ya(プロフ) - はじめまして。この作品本当に大好きです。定期的に見返しにきています！続編よみたいくらいに..大切な作品です。ありがとうございます！！ (2022年3月2日 18時) (
レス) @page29 id: 7d0987120e (このIDを非表示/違反報告)
乃愛(プロフ) - 最後のジミンの台詞どうゆう意味ですか？？ (2019年6月10日 1時) (レス) id: e3d59b441b (このIDを非表示/違反報告)
ふでごん(プロフ) - とっっっても良いお話でした！終始キュンキュンしましたし、笑えるところもありました。 まとめると、最高の作品でした。 (2018年10月24日 0時) (レス) id: e9bff14b65 (このIDを非表示/違反報告)
睦月(プロフ) - 湖雅さん» ありがとうございます！読み返して頂けるなんて(泣)嬉し恥ずかしです(^^ゞ こちらこそこんなコメント下さってありがとうございました！！ (2015年10月10日 20時) (レス) id: 261454fd60 (このIDを非表示/違反報告)
湖雅(プロフ) - 睦月さん！今、最後まで読ませて頂きました…好きです、本当に……もう本当にありがとうございます！！確実にあと三回は読みます(笑 (2015年10月10日 19時) (レス) id: 82a373ef8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睦月
| 作成日時：2015年9月25日 19時
