□ ページ6
JN「…………」
「…………」
ジンさんの言葉を
誰も疑うことは無く
JN「………あんまり離れると危ないよ」
「……………」
本当にホテルまでの道を
二人で歩く羽目に。
JN「…Aちゃんてさぁ」
「…何ですか」
JN「一見スッゴく分かりづらいけど
よく見てる人からすると分かりやすいんだよ」
「…………」
JN「あー危なかった」
何がですか。
JN「ハラハラさせないでよもう」
「……何で拗ねるんですか」
JN「だって」
「だって？」
JN「…………」
「まただんまりですか」
JN「………見せたくないんだもん」
「……は？」
JN「もー、本当にニブちん！」
ムッと口を尖らせるジンさん。
なんだこの人。
人を振り回しといて
またよく分からないところで拗ねて。
「………何で私が悪いみたいに」
JN「だって」
「だってばっかりです」
JN「Aちゃんだって何何ばっかりじゃん」
「ジンさんが謎な事ばかり言うからです」
JN「分かるでしょ、普通」
「分かりません」
JN「………」ﾑｰ
「だからそのふて腐れ方どうかと思います」
なんだこれは。
いつも通りなのか何なのか。
JN「Aちゃんのニブちん」
「だから何がですか」
JN「何何星人」
「そこはナメックでお願いします」
JN「そうじゃなくて」
「違いましたか」
JN「違うもん」
「…って口を尖らせる俺、」
JN「好きでしょ？」
ちょっと拗ねた顔で
チラリと私を見る瞳。
あ。
「…………」
JN「Aちゃん？」
まだ口を尖らせながらも
私を見るその瞳は
いたずらを仕掛けた子供みたいに
キラキラしていて
JN「…言ってくれないとちゅーするよ？」
.
心臓の辺りが疼くこの感じを
私はいつからもて余していたんだっけ。
.
"…………痛い？"
あの時も
"Aちゃん！"
あの時も
"嬉しそうな顔してるよ"
あの時も
"Aちゃんて本当に面白いね"
あの時も
"二人の秘密ね？"
本当はきっと
あの時も。
JN「……Aちゃん」
「……………」
JN「………言わないって事で…いーんだよね？」
私の心は
ちゃんと知ってたんじゃないだろうか。
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ちむちむ2323(プロフ) - めっちゃいいです。ドキドキしました。最後、心臓てろりすとぉぉ〜〜〜!!と叫んでしまいました笑 (2020年11月2日 18時) (
レス) id: ac8d450362 (このIDを非表示/違反報告)
南 - ジンさんのお話の中で一番好きな作品で、他のメンバーに軽くヤキモチを焼くジンさんが可愛くて『キュン♪』ってしました！素敵なお話ありがとうございましたp(^-^)q (2019年5月5日 10時) (レス) id: c2094e147e (このIDを非表示/違反報告)
まよ - ページ2の外人のカタコトがすごく面白くて、しばらくつぼってました。アレは最強でした。もう、お腹痛いです笑笑 (2018年2月28日 21時) (レス) id: e0fb995d6d (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - また読みに来てしまいました。この話ほんとーーに大好きです！何度も読みに来てしまいます (2017年8月3日 3時) (レス) id: 91ba5c83bb (このIDを非表示/違反報告)
nagu - 久しぶりにこんなキュンキュンしました!心が潤いました!!w (2017年8月1日 16時) (レス) id: a0ebed0592 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睦月
| 作成日時：2015年9月2日 20時
